YouTubeのチャンネル登録を増やすための準備
YouTubeチャンネルを新規で開設した時に、思ったよりもチャンネル登録者が増えないと思ったことがあるはずです。
そのような方は根本的に事前準備ができていないケースが多いので、この記事で次のようなことを確認してください。
- チャンネルのテーマとジャンル設定を明確にする
- クオリティの高い動画を製作する
- チャンネル登録者を増やすチャンネル運用をする
チャンネルのテーマとジャンルを徹底的に絞る
YouTubeを開設する際に、まず悩むのが「ジャンルを絞るべきか?」や「テーマをどこまで具体的に絞る必要があるのか?」です。
ジャンルを絞るのは、すでにそこに多くの投稿者と閲覧するユーザーがいるからです。
漠然と様々なジャンルの動画投稿をしていても、まだ無名のチャンネルの人が興味を持たれるのは非常に困難です。
「○○のジャンルに特化したチャンネルである」と分かりやすい見せ方をするとジャンルについている固定客を引き入れやすい状況が作れます。
そして動画内のテーマを明確にして絞ると、同じジャンルのライバルの中から更に選定されやすくなります。
例えば、田舎にスーパーができたとします。
近隣にスーパーがなければ流行りますが、コンビニやショッピングモールができると競争は劇化します。
スーパーに特色がないと淘汰されてしましますが、野菜がいつも安く新鮮であるなど他の場所にない特色があれば打ち勝つ事ができます。
YouTubeもこの考えと同様に、ジャンルとテーマを徹底的に絞り明確にする必要があります。
YouTubeの動画検索で需要と難易度をチェックする
具体的にテーマとジャンルの抽出ができたら、実際にYouTube内での需要と難易度を確認します。
専門性が高くテーマが明確な動画チャンネルであっても、需要がないと閲覧者はきません。
逆に需要が高すぎても競合が多くなり、動画を見つけてもらうのが難しくなるので難易度は上がります。
動画のテーマはYouTubeの検索予測候補から逆算する
YouTube動画のテーマは、よく検索されるキーワードである必要があります。
テーマとそれに付随する関連ワードを「動画のタイトル」「概要欄」「タグ」に埋め込むと、検索結果の上位に表示されやすくなります。
関連ワードは、YouTubeの検索窓を開きテーマにしたいキーワードを入力すると簡単に確認できるので、検索予想候補から逆算して選定するとよいです。
TubeBuddy(チューブバディ)でキーワードの難易度をチェック
動画のキーワードが決まると、そのキーワードの難易度の確認が必要です。
ここでいう難易度とは、競合動画との競争率のことを指します。
人気のあるテーマでは、他のYouTuberが様々な動画をこぞって投稿しているのでその中に埋もれてしまいます。
逆に難易度が低いテーマでは、検索すると容易にヒットしますが検索数が少ないので多くの再生数を望めません。
動画作成で重要なキーワードの難易度は「TubeBuddy」というツールを使うと用意に確認できます。
「TubeBuddy」は、海外のYouTuberの中では定番のツールになっておりYouTube公認のツールになります。
やみくもにキーワードを選択するのではなく、専用のツールを使うとよいです。
YouTubeのチャンネル登録を増やす動画制作のコツ
YouTubeのチャンネル登録者数を増やすには、動画を毎日投稿し投稿本数を増やすとよいなどよく言われます。
しかしながらこの方法は効率的ではありません。
そして視聴者を惹きつける動画制作がなされていないとチャンネル登録には繋がりません。
チャンネル登録者数を増やす動画制作は、以下のことを考える必要があります。
【視聴維持率】量より質が大切な理由
YouTube動画の再生数が増えたのに、チャンネル登録者数は思ったより増えないということはありませんか?
このような場合は動画の質が伴っていないので見直す必要があります。
例えば、10分の動画に対して平均1分しか視聴されていない場合、そのコンテンツは良いとはいえません。
視聴者が動画をどのくらい見続けたかを示す指数を「視聴維持率」といいますが、一般的に動画の尺に対して40%以上であると優良な動画と判断されます。
視聴維持率が低い場合は、全ての動画において視聴者にどのような付加価値の提供をできるかを確認し、より質の高い動画を作成するとよくなります。
1本1本の動画の質を高めることで、他の動画との差別化を図ることにもなります。
【クオリティ】有料の動画素材や音楽を使う
YouTube動画では、無料で使える素材や音楽を使用しているケースをよく見ます。
もちろん悪いことではありませんが皆同じ様な素材で作られていると「またこれ感」は否めません。
有料の素材では圧倒的に品質の高いものが手に入ります。
無料の素材では、探している素材がなかなか見つからなかったりすることが多いので結果的に動画制作にかける時間の節約にも繋がります。
【クリック率】目立つサムネイルを作る
クリック率とは、自身の動画のサムネイルが表示され、その動画がクリックされたかを示す数値です。
YouTubeのチャンネル登録をしてもらうには、まず動画をクリックしてもらう必要があるので、クリック率が高いといわれる10%以上に上げることが理想です。
クリック率はサムネイルによって大きく左右されるといわれており、動作作成よりもサムネイルの作成時間の方が長く要するというYouTuberも数多くいます。
効果的なサムネイルを作成するには次の様なソフトを使用するとよいです。
Canva(無料で使えるデザインツール)
Macを使用している方などは、画像加工ソフトとしてPhotoshopやIllustratorを使用しているケースが多いです。
この様なソフトを使用したことがない場合は、無料で使えるCanvaがおすすめとなります。
Canvaは、オンラインで使えるグラフィックツールで60万点以上のテンプレートと、1億点の素材(写真、動画、イラスト、音楽)があるのが特徴です。
使用方法も簡単でドラッグ&ドロップ操作で誰でも手軽にクオリティ高いデザインを作成できます。
Affinity Photo(アフィニティ・フォト)
Affinity Photoは有料のソフトですが、Photoshopなどの毎月使用料が発生するサブスク型ではなく買い取り型のソフトです。
価格も10,000円前後となり、画像加工ソフトの中では比較的安価な部類のため、初心者からレイヤーを用いた複数画像の加工合成・デザイン制作をしたい玄人まで使えるのが特徴のソフトです。
【覚えてもらう】大切なのはチャンネル名を覚えてもらうこと
YouTubeチャンネルを開設する際に、多くの人はチャンネル名に試行錯誤すると思います。
チャンネル名は、チャンネルのテーマがわかりやすい名前であったり検索で上位にヒットさせたいワードを盛り込むのが有効です。
長たらしい名前ではなく、キャッチーで覚えてもらいやすい名前に工夫しましょう。
チャンネル名を覚えてもらう方法としては、次の様な方法が有効です。
オープニング動画でチャンネル名を挿入する
多くの有名YouTubeチャンネルでは、動画のオープニングで自身のチャンネル名をアピールします。
オープニング動画にチャンネル名を挿入することで、視聴者に動画の雰囲気とあわせてチャンネル名を覚えてもらいやすくなります。
ジングルを使ってチャンネル名を挿入する
テレビやラジオなどでは、番組の開始時に印象的なジングルがついています。
YouTubeでもジングルは効果的で、他の動画とわかりやすく差別化ができチャンネル名を覚えてもらえる効果もあります。
【再生回数】「終了画面」でおすすめの動画を紹介する
優良なコンテンツを作成して、再生数を増やすとチャンネル登録者数は自ずと増えます。
そして自身のチャンネル内のおすすめ関連動画を見てもらうことで、よりチャンネルへの定着率が増します。
再生回数を上げるために効果的な方法は、動画終了画面におすすめの動画を紹介する事です。
終了画面に表示できるおすすめ動画は最大2動画までとなり、チャンネル内のキラーコンテンツを表示するのか、動画の関連作品を表示するのかは状況により変えると良いです。
YouTubeのチャンネル登録者数を増やすためにチャンネル運用に必要なこと
YouTubeのチャンネル登録者数を効率的に増やすためには、前途のような方法と併せて適切な運用をする必要があります。
具体的な運用方法は以下のようになります。
コメントにしっかり返信してファン化させる
YouTubeの特徴は、視聴者との距離がテレビなどに比べて圧倒的に近いことです。
コメント欄を用いてすぐに視聴者とやりとりができます。例えあまり良くない評価のコメントや非難であっても、真摯に返信すると熱烈なファン化させることも可能です。
YouTubeは、視聴者との交流が多いほどおすすめや検索結果の上位に表示されやすくなるので活用すると良いです。
案件(商品レビューなど)っぽい動画を投稿しない
案件とは、企業側から依頼された商品紹介動画の事を言います。
一般的に案件動画は、企業側から指定された商品サービス内容を紹介する必要があるので、動画がいつものテイストとは異なりがちで視聴者から嫌がられる傾向にあります。
動画投稿を定期的に行う
YouTubeの動画は、動画を投稿してから3日目までの間が再生回数のピークとなります。
この期間は視聴者が多くなりチャンネル登録者の増減が多くなります。
この期間に視聴維持率が高いとおすすめに載りやすくチャンネルにとって良い状態になります。
定期的に動画投稿してこの状態を維持できればYouTubeからも優良チャンネルとみなされ評価が上がります。
動画を他のプラットフォームで再利用しインプレッションを増やす
YouTubeを始めたばかりの時は、思ったほど視聴回数やチャンネル登録者数は伸びません。
他のプラットフォームで動画を再利用して呼び込むのも効果的です。
- Tik Tok
Tik Tokは10代から20代の年代、Instagramは30代から40代の年代、Twitterは幅広い年齢層にアプローチが可能なので動画の内容に併せたプラットフォームで宣伝をすると良いでしょう。
同じジャンル・テーマのYouTuberとコラボする
チャンネル同士のコラボが一番登録者を短期間で増やせると言います。
同じジャンルのテーマを取り扱うYouTuberとコラボする事で、お互いのチャンネルだけでは訴求できない層にもリーチすることができるのは大きなメリットとなります。