音楽制作・楽曲制作の種類と行程は?どうやって曲が出来るの?

楽曲制作 種類 行程

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2026.05.11
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主要DAW公式
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楽曲制作工程検証
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編集部+9

この記事でわかること
  • 楽曲制作とは何か・作詞作曲からマスタリングまでの全工程の定義
  • 曲ができるまでの6つの基本工程(打ち合わせ→作詞作曲→編曲→レコーディング→ミキシング→マスタリング)
  • 楽曲制作の種類別の必要工程(ボーカル曲・インスト・BGM・ゲーム音楽)
  • DTMでの自宅制作とプロスタジオ制作の使い分け
  • Suno V5・Udioなど2025〜2026年最新のAI音楽生成サービスとの違い
  • 各工程で必要な機材・ソフト・料金相場
  • 制作会社に依頼する代わりにロイヤリティフリー音源で済ませる選択肢
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「自分の曲を作ってみたい」「アーティストに楽曲提供を依頼したい」「動画用のオリジナル楽曲が欲しい」——楽曲制作に興味を持ったとき、最初に気になるのが「楽曲はどうやって作られるのか」という工程の全体像ではないでしょうか。

楽曲制作とは、作詞・作曲・編曲・レコーディング・ミキシング・マスタリングなどを含む、曲ができあがるまでの一連の工程を指します。状況によって曲作りだけのことを指したり、作曲からCDプレスまでを指したり、シチュエーションごとに楽曲制作の定義は異なるのが実情です。

本記事の構成はシンプルです。

楽曲制作の基本的な定義と6つの工程、楽曲の種類別の必要工程、DTMとプロスタジオの使い分け、2026年最新のAI音楽生成サービスとの違いまで、編集部のリサーチベースで体系的に解説していきます。あわせて、楽曲制作コストの数十分の1で楽曲を確保できる「ロイヤリティフリー音源」という選択肢も紹介していきます。

楽曲制作とは?基本的な定義

楽曲制作の種類と行程

楽曲制作とは、作詞・作曲・編曲などの曲作りやレコーディング・ミキシング・マスタリングなどを含む、曲ができあがるまでの一連の工程を指します。状況によって曲作りだけのことを指したり、作曲からCDプレスまでを指すなど、シチュエーションによって楽曲制作の定義が異なります。

また楽曲制作の種類や曲調によって必要・不要な工程が変わるので、制作会社に楽曲制作を依頼する場合は、何が必要かを事前に確認しておきましょう。楽曲制作会社によって、曲作りのみやレコーディングからマスタリングのみなど一部を行うところもあれば、曲作りから作品として納品するまで全てを手掛ける会社もあります。

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編集部メモ:「楽曲制作」と一口に言っても、依頼する側と受ける側で認識がズレることが多いポイントです。たとえば「作曲お願いします」と頼んだ際、相手が「メロディだけ作る」と解釈するか「編曲・レコーディングまで含む」と解釈するかで成果物が全く変わります。打ち合わせの段階で「どこからどこまでをお願いするか」を明文化しておくのがトラブル回避の鉄則です。

曲ができるまでの6つの基本工程

DTM 楽曲制作の工程

楽曲が完成するまでの一般的な流れを、6つの工程に分けて整理しました。曲のジャンル・規模によっては一部の工程が省略されたり、複数の工程が同じ担当者によって並行で進められることもあります。

楽曲制作の6つの基本工程

STEP 工程 担当 所要期間の目安
1 打ち合わせ・コンセプト決め プロデューサー・ディレクター 1〜2週間
2 作詞・作曲 作詞家・作曲家 1〜3週間
3 編曲(アレンジ) 編曲家・アレンジャー 1〜2週間
4 レコーディング レコーディングエンジニア・演奏者 1〜2週間
5 ミキシング(ミックスダウン) ミキシングエンジニア 3日〜1週間
6 マスタリング マスタリングエンジニア 1〜3日

一般的なボーカル入り楽曲の制作フロー

打ち合わせ
楽曲のテーマ・コンセプト・BPM・キー・尺・参考曲などをすり合わせる

作詞作曲
歌詞・メロディ・コード進行といった曲の骨組みを生み出す工程

編曲
楽器編成やリズム・ハーモニーを組み立て、楽曲に肉付けする工程

レコーディング
ボーカル・楽器を高音質に録音する作業、DTMでは打ち込みも含む

ミキシング
複数トラックを音量・定位・エフェクトで整えて1つのステレオ音源にまとめる

マスタリング
完成した2Mixを最終調整して配信・CD用の音源として仕上げる

それぞれの工程は、別々の人によって分業として行われることもあれば、一人によっていくつかの作業がまとめて行われることもあります。インディーズアーティストやDTMクリエイターの場合は、作詞からマスタリングまで全工程を1人でこなすケースも多い印象です。

各工程の詳細解説

ここからは、6つの工程それぞれの作業内容を詳しく解説していきます。

STEP1:打ち合わせ・コンセプト決め

楽曲制作の最初の工程は、楽曲のコンセプトをすり合わせる打ち合わせです。アーティスト・プロデューサー・ディレクター・アレンジャーなど関係者が集まり、以下のような項目を決めます。

楽曲のテーマ
歌詞の方向性・伝えたい感情・ターゲットリスナー

BPM
曲のテンポを表す数字、Beats Per Minute、ジャンルやスタイルで設定

キー
楽曲の調性、ボーカルの音域に合わせて決定

楽曲の長さ(フル尺3〜5分・15秒尺・ループ可否)

参考曲
似た雰囲気・方向性の既存曲を共有して認識を揃える

楽器編成
ピアノ単独かバンド編成かオーケストラかなど

打ち合わせの精度が、後工程の進行スピードと納品物の品質を大きく左右する要素です。「○○さんの△△のような感じで」と既存曲を参考にしたり、デモ音源を共有することで、認識のズレを最小化できます。

STEP2:作詞・作曲

作詞は歌詞を生み出す作業、作曲はメロディとコード進行を生み出す作業です。曲の骨組みを作る工程であり、リスナーに「ああ良い曲だなあ」と感じてもらうための最も重要なフェーズとも言えます。

作曲の観点では全体ではなく、曲の基本形となるメロディーやコード進行といった部分を0から生み出す工程を指します。曲の骨組みとなる部分を作れれば作曲と呼べるため、鼻歌の簡素なメロディーや楽器を適当に弾いたアドリブでも作曲と言える範囲です。

派手なサウンドやインパクトのあるフレーズなどを使って曲を組み立てれば、楽曲を「なんとなく良さそうな雰囲気を持ったもの」に仕上げることはできます。しかし、特にボーカルのあるポップス・ロックなどにおいては、肝心のメロディやハーモニーが平凡だったり、シンプルであるにしても説得力のようなものがないと、「つまらない曲」だと捉えられてしまいます。

STEP3:編曲(アレンジ)

編曲は作曲で生まれたメロディとコードに、楽器編成・リズム・ハーモニーを肉付けする工程です。同じメロディでも、ピアノ伴奏で歌うバラードにするか、バンドで疾走感のあるロックにするかは、編曲次第で大きく変わります。

編曲にはある程度の音楽的知識や経験が必要になりますが、メロディー単体の作曲などはそれらがなくても可能です。そのため有名人や芸能人がこの作業(作曲)だけを行い、後の工程をプロに任せる形も多くなります。作業内容が連想しやすく、話題性を高めやすい点があるからです。

編曲の段階でデモ音源を作成することが一般的です。デモ音源は、レコーディングに向けての最終確認用となる音源で、メンバー・プロデューサー・アレンジャーとの楽曲のイメージ共有にも利用されます。改善点があれば再度作り直しをして曲の方向性を固めていきます。

STEP4:レコーディング

レコーディングは、ボーカルや楽器などの録音を行うアーティスト性が発揮される重要な作業です。DAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)・マイク・ミキサーやその他さまざまなオーディオ機器を用いて録音します。

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編集部メモ:低価格な高音質マイクも増えたために、現在は誰でも手軽にクオリティの高いボーカル録音を自宅で行うことが可能になりました。ただし、楽曲の顔となるボーカルトラックは、プロスタジオで録ることで仕上がりに明らかな差が出るのも事実です。「ボーカルだけスタジオ録音、楽器はDTM」というハイブリッド運用も増えている印象があります。

レコーディングでは、繰り返し録音を行いながらベストな音を選んでいく地道な工程です。特にボーカルは、テイク(録音回数)を重ねて、表現・音程・タイミングが最も良いトラックを選び、必要に応じて部分的に差し替える「コンピング」も行います。

STEP5:ミキシング(ミックスダウン)

ミキシングは、その名の通り「音をミックスする(混ぜる)こと」であり、楽曲に存在するすべての音を混ぜ、ひとつの音源として聴ける状態に持っていく作業です。

この工程においてポイントとなるのは「音量=音の大きさ」「定位=ステレオ音源における左右の位置」「エフェクト=音色・音の雰囲気」などです。例えば一般的なバンドサウンドにおいては、アンサンブル全体のバランスを考慮しながら「ドラム」「ベース」「ギター」「ボーカル」などの各楽器に対して、これらを調整していきます。

ミキシングが完了して1つのステレオトラック(2Mix)にまとめることをミックスダウンと言います。具体的な作業内容としては、アンプやコーラスなどでキャラクターを変え、リバーブやイコライザなどで音像を整え、リミッターなどを使いながらボリュームを調整する、といった作業です。

ミキシングで使われる主なエフェクトと役割

エフェクト 役割 代表的な使い方
イコライザー(EQ) 周波数帯域の調整 ボーカルのこもりを取る・ドラムの抜けを良くする
コンプレッサー 音量のダイナミクス制御 ボーカルの音量差を整える・ドラムのアタック感を強調
リバーブ 残響音の付加 歌や楽器に空間の広がりを演出
ディレイ エコー効果の追加 サビ前の高揚感の演出・装飾的なエフェクト
リミッター 最大音量の制御 音割れの防止・全体の音圧アップ
オートメーション 時間軸での自動変化 サビでの音量上げ・特定箇所のパン振り

DAW内蔵プラグインで利用可能なもの

楽曲の持つキャラクターを最大限に活かし、心地よく聴けるようにするため、生楽器・打ち込み音源に関係なく欠かせない工程になります。

STEP6:マスタリング

マスタリングは、ミキシングが完了した2Mixを編集する作業です。作業内容は主に、全体の音圧・音質・曲間の調整・CD化に必要なPQコードやDDPファイルの作成になります。

ミキシングによって各楽器のバランスはほとんど決まりますが、そのうえでさらに全体的な華やかさが欲しいとか、迫力が欲しいという場合にマスタリングで微妙な調整が行われます。基本的に「リスナーが音源を聴いた時にどう感じるか」を考えながら、誰がどんな時に聴いてもベストな状態で音源と向き合ってもらえるように仕上げるのがここでの作業です。

プレス業者に納品するまでの最後の工程であり、リスナーに迫力ある高品質なサウンドを届けるための非常に重要な作業と言えます。マスタリングを専門とするエンジニアがいますが、ミキシングを担当したエンジニアがそのままマスタリングを請け負うことも多い実情です。

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編集部メモ:マスタリング工程の後に、配信用のエンコード処理も発生します。高音質なWAVファイルからFLACファイルに変換したり、CD音質のWAVファイルから軽量なMP3ファイルへ変換する作業です。Apple Music・Spotifyなどへの配信時には、各サービスが指定するファイル形式・ビットレートに合わせる必要があります。

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楽曲制作の種類別の必要工程

楽曲制作と一口に言っても、用途や楽曲の種類によって必要な工程は大きく変わります。代表的な楽曲タイプ別に、必要工程をまとめました。

楽曲タイプ別の必要工程

楽曲タイプ 作詞 作曲 編曲 レコーディング ミキシング マスタリング
ボーカル入り楽曲
インストゥルメンタル
ゲーム・映像BGM
効果音(SE)
ジングル(短尺)
リミックス

◎=必須 / 〇=多くの場合必要 / △=ケースによる / ―=不要

ボーカル入り楽曲

J-POP・ロック・アイドル楽曲など、歌のある楽曲は全ての工程が必要になります。最も工数が多く、料金も最も高くなる傾向です。

インストゥルメンタル

ボーカルのない楽曲はインストゥルメンタル(略してインスト)と呼ばれます。BGM・カフェミュージック・劇伴などが代表例で、作詞は不要ですがレコーディング以降の工程は基本的に必要です。

ゲーム・映像BGM

ゲームやアニメ・映画などに使用されるBGMは、背景音楽として使用されるので、併せて使用する映像・コンセプトなどに合うように制作されます。ループ可否・尺の指定・場面に応じた切り替えなど、用途に応じた制約が多い分野です。

効果音(SE)

ボタンクリック音・ジングル音・通知音など、短尺の効果音もこの分野に含まれます。作曲というより音響設計に近い性質を持ち、シンセサイザーや音響合成ツールで作られることが多い領域です。

ジングル(短尺)

CM・YouTube動画のオープニング・ラジオの番組ジングルなど、5〜15秒程度の短尺楽曲です。短い中で印象を残す必要があるため、作曲・編曲には特殊な技術が求められます。

リミックス

既存楽曲を素材として、新たな編曲を加えて別バージョンを作る作業がリミックスです。元曲のステム(パート別音源)が提供されることが多く、作詞・作曲は元曲を流用するため不要になります。

DTM自宅制作とプロスタジオ制作の使い分け

楽曲制作の現場は、大きく分けてDTM(自宅制作)プロスタジオ制作の2つに分かれます。それぞれの特徴と使い分けを整理してみましょう。

✨ メリット
  • DTM:初期投資30〜100万円程度で全工程を内製可能
  • DTM:時間制約なく繰り返し作業ができる
  • プロスタジオ:高品質な機材・防音環境で録音できる
  • プロスタジオ:専門エンジニアの技術と耳が借りられる
  • プロスタジオ:商業作品で求められる仕上がりを担保しやすい
⚠️ デメリット
  • DTM:機材・ソフトの選定と習熟に時間がかかる
  • DTM:自宅の音響環境では正確なミキシング判断が難しい
  • プロスタジオ:1日数万円〜10万円超の利用料が発生
  • プロスタジオ:移動・スケジュール調整のコストがかかる
  • プロスタジオ:少しずつの試行錯誤が時間料金で重くなる

DTMでの自宅制作

DTMはDeskTop Musicの略で、パソコンとDAW(Digital Audio Workstation)ソフトを使った楽曲制作を指します。代表的なDAWはLogic Pro・Cubase・Studio One・Ableton Live・Pro Toolsなどです。

DTMの強みは、初期投資30〜100万円程度で全工程を内製化できる点です。マイク・オーディオインターフェース・モニタースピーカー・ヘッドフォン・DAWソフトを揃えれば、作曲からマスタリングまで自宅で完結できます。インディーズアーティストやYouTubeクリエイターは、ほぼ全員がDTMベースで制作しています。

プロスタジオ制作

商業作品・メジャーレーベルからのリリース・大型コンペ案件などでは、依然としてプロスタジオでの録音・ミキシング・マスタリングが主流です。防音設計された録音ブース・高品質なマイクとマイクプリ・最適化された音響環境のミキシングルームは、自宅で再現することが困難な要素になります。

💡
編集部メモ:2026年現在の実態としては、「DTMで作って、ボーカル録音とマスタリングだけプロスタジオに依頼する」というハイブリッド型が一番コスパが良い構成です。ボーカルの音質は楽曲の印象を大きく左右し、マスタリングは配信プラットフォームでの「他楽曲との並びの中でどう聞こえるか」を決める工程のため、ここだけプロに任せる選択は理にかなっています。

2026年の最新トレンド|AI音楽生成サービス

2024〜2026年にかけて、楽曲制作の現場を大きく変えたのがAI音楽生成サービスです。SunoやUdioといったサービスは、テキストプロンプトから数十秒で楽曲を生成できる技術として急速に普及しました。

主なAI音楽生成サービスの最新動向

2026年時点の主要AI音楽生成サービス

サービス名 最新バージョン 特徴 商用利用
Suno V5(2025年9月) ステム生成・マルチトラック編集対応、日本語歌詞対応 有料プランで可
Udio 2025年版 オーディオ品質で最高評価、プロ注目 有料プランで可
AIVA 継続アップデート クラシック・映画音楽特化 有料プランで可
Soundraw 継続アップデート YouTube・SNS向けBGM特化 サブスクで可
Mubert 継続アップデート 無限生成・ストリーミング型 プランで可

代表的なサービスの最新バージョンと特徴

AI音楽生成と従来の楽曲制作の違い

AI音楽生成サービスは、テキストで「明るいポップな曲を作って」「失恋をテーマにした切ないバラード」と指示するだけで、ボーカル入りのフル楽曲を自動生成できます。Suno V5(2025年9月リリース)では音質・歌声・リズムの精度が大きく向上し、「AIが作った曲」とは気づかないレベルに到達した状況です。

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注意点:2025年にWarner MusicとUniversal MusicがSuno・Udioと著作権訴訟で和解した経緯があります。AI音楽生成サービスを商用利用する場合は、各サービスの利用規約と著作権の取り扱いを必ず確認してください。YouTubeはAI生成音楽のラベリングポリシーも導入しており、明示的な表記が求められるケースがあります。

AI音楽生成 vs 従来制作 vs ロイヤリティフリー

楽曲調達の3つの選択肢

選択肢 コスト 品質 オリジナリティ 商用利用の安心度
AI音楽生成 月10〜30ドル 高品質だが他者との被りあり 低〜中 サービスの規約次第(要確認)
従来の楽曲制作 3万円〜100万円超 プロ品質で安定 完全オリジナル 契約形式次第で明確
ロイヤリティフリー 月1,800円程度 プロ品質で安定 他利用者と楽曲被りあり 商用ライセンスが明確

用途と予算で使い分けるのが現実的

完全オリジナルが必要な企業ブランディング・アーティスト活動・TVCMでは従来の楽曲制作が、コストを抑えて気軽に試したい個人プロジェクトではAI音楽生成が、動画BGMなど「楽曲が主役ではない用途」ではロイヤリティフリーが向いています。

楽曲制作にかかる費用相場と所要期間

楽曲制作を依頼する際の費用相場と、各工程の所要期間をまとめました。

楽曲制作の工程別料金・期間の目安

工程 料金相場 所要期間
作曲のみ 3万円〜10万円 1〜3週間
作詞のみ 2万円〜4万円 1〜2週間
編曲のみ 5万円〜15万円 1〜2週間
作曲・編曲セット 10万円〜20万円 2〜4週間
レコーディング 4万円〜18万円/8時間 半日〜2日
ミキシング 1万円〜5万円/曲 3日〜1週間
マスタリング 1万円〜3万円/曲 1〜3日
フルパッケージ(作曲〜マスタリング) 20万円〜50万円 1〜2ヶ月

個人案件向けの一般的な相場(2026年5月時点)

企業案件・商業楽曲・大規模制作の場合は、総額100万円〜数百万円規模になることもあります。詳しい料金内訳と注意点については、作曲依頼の費用相場と注意点ガイドでも解説しています。

制作する代わりにロイヤリティフリー音源で済ませる選択肢

ここまで楽曲制作の工程を解説してきましたが、すべてのケースで「ゼロから楽曲を作る」のが正解とは限りません。用途と予算によっては、ロイヤリティフリー音源で済ませる選択肢のほうが合理的なケースがあります。

ロイヤリティフリー音源サブスクとは

ロイヤリティフリー音源(一度契約すれば追加料金なく繰り返し使える音楽素材)は、楽曲制作の数十分の1のコストで楽曲を確保できる選択肢です。ArtlistEpidemic Soundなどの大手サービスは、30,000曲以上の楽曲が月額1,800円程度で使い放題になります。

楽曲制作 vs ロイヤリティフリー音源の使い分け

楽曲制作とロイヤリティフリー音源の使い分け

用途 楽曲制作 ロイヤリティフリー音源
YouTube動画のBGM △ オーバースペック ◎ 最適
個人YouTuberのチャンネルテーマ曲 ◎ コスパ重視ならこちら
企業VPのオリジナルテーマソング ◎ 推奨 △ ブランディング不足
結婚式の入場曲 ◎ コスパ重視ならこちら
TVCMのオリジナル楽曲 ◎ 必須 ×
アーティストのリリース楽曲 ◎ 必須 ×
商品プロモーション動画 ◎ コスパ重視ならこちら

用途別に最適な選択肢を整理した一覧

「動画のBGMが欲しいだけ」という用途なら、ロイヤリティフリー音源で済むケースが大半です。一方、企業のブランディングやアーティスト活動のように「世界に1つだけのオリジナル楽曲」が必要な場合は、楽曲制作が現実的な選択肢になります。

💡
編集部メモ:Artlistの料金プランや無料体験で使える範囲は、Artlistの無料体験の素材は商用利用できる?月額料金はいくら?で詳しく解説しています。実際の操作画面についてはArtlistの使い方と日本語対応のやり方でも紹介しています。

楽曲制作に関するよくある質問

楽曲のタイプによって大きく異なります。短尺ジングルなら1〜2週間、フル尺のボーカル入り楽曲を制作会社に依頼する場合は1〜2ヶ月が目安です。自分でDTMで作る場合は、習熟度によって数日〜数ヶ月まで幅があります。

パソコン・DAWソフト・オーディオインターフェース・モニターヘッドフォンの4つが最低限の構成です。ボーカル録音をする場合は、コンデンサーマイクと防音環境も追加で必要になります。初期投資は10万円〜50万円程度が目安です。

作曲はメロディとコード進行を作る作業、編曲はそのメロディに楽器編成・リズム・ハーモニーを肉付けする作業です。同じメロディでも、編曲によってバラードにもロックにもダンスミュージックにも変わります。

ミキシングは複数のトラック(各楽器・ボーカル)を1つのステレオ音源にまとめる作業、マスタリングはその2Mix音源を最終調整して配信・CD用に仕上げる作業です。ミキシングが個別パーツの調整、マスタリングが完成品の磨き上げと考えると分かりやすくなります。

用途で選び分けてください。気軽に試したい個人プロジェクト・短期間でデモを作りたいケースではAI音楽生成、商業作品やオリジナリティが必要な案件では従来の楽曲制作が現実的です。AI音楽生成は商用利用の規約面で慎重な確認が求められます。

DTMの環境さえあれば、作詞・作曲・編曲・レコーディング・ミキシング・マスタリングまですべて1人で行うことは可能です。インディーズアーティスト・YouTubeクリエイター・ボカロPなどは、ほぼ全員が全工程を1人で行っています。

用途と予算で判断してください。商業作品やメジャーリリースを目指すならスタジオ録音が安全、SNS発信や個人活動なら自宅録音でも十分対応できる時代になっています。ボーカルだけスタジオ録音にする「ハイブリッド運用」も現実的な選択肢です。

制作者(作詞家・作曲家)に著作権が帰属するのが原則です。依頼者が著作権を保有したい場合は、契約書で「著作権譲渡」を明文化する必要があります。譲渡の場合は料金が通常の3〜5倍になることが一般的です。

動画用途なら楽曲制作の代わりに音楽サブスクも検討

楽曲制作の全工程を理解した上で、「そもそも完全オリジナル楽曲が必要か」を一度整理してみてください。動画のBGMやYouTubeチャンネルのテーマ曲など、用途によってはロイヤリティフリー音源サブスクで十分なケースが大半です。

Artlistの口コミ・評判では、実際に利用しているYouTuberや動画クリエイターの声をまとめています。ArtlistとEpidemic Soundの比較記事もあわせて参考にすると、自分の用途に合うサービスを判断しやすくなります。

動画制作の機材全般については動画撮影に絶対必要な機材は?で体系的に解説しているので、楽曲だけでなく撮影機材も整えるなら合わせて参照してください。

まとめ:楽曲制作は「6工程」と「3つの選択肢」で考える

楽曲制作とは、作詞・作曲・編曲・レコーディング・ミキシング・マスタリングという6つの工程を経て、1つの曲を完成させるプロセスです。楽曲の種類(ボーカル入り・インスト・BGM・効果音・ジングル・リミックス)によって必要な工程は変わり、制作の現場もDTM自宅制作とプロスタジオ制作に分かれます。

2024〜2026年にはSuno V5やUdioといったAI音楽生成サービスが急速に普及し、楽曲調達の選択肢が広がりました。完全オリジナルが必要な用途では従来の楽曲制作、コストを抑えたい個人プロジェクトではAI音楽生成、動画BGMなど「楽曲が主役ではない用途」ではロイヤリティフリー音源が、それぞれの最適解になります。

煎じ詰めれば、撮影と編集に何時間もかけて完成させた動画の広告収益を守るために、月1,800円程度の投資をするかどうか——という判断になります。1動画の権利問題回避で元が取れる試算なので、本気で動画コンテンツを伸ばす段階に入ったら、ここはケチる場所ではない、というのが編集部の見立てです。

本記事で紹介した6つの工程と3つの選択肢を踏まえ、自分の目的に合った楽曲調達ルートを見つけてみてください。

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この記事の監修
Hoipoi編集部
音楽制作・動画マーケティング編集部

楽曲制作・マスタリング・音楽サブスクを編集部にて実機検証。クリエイター向けの実践的な情報を2020年から発信中

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