目次
撮影シーンで必要な機材は変わる
「太陽光のある晴天の屋外撮影」「商品の接写撮影」など、シーンや用途によって必要になるカメラや録音機材、照明などは大きく異なります。
まずは、場所や制作する動画のジャンルなどを明確にしたうえで、どんな機材が必要になるのかを考えるようにしましょう。
室内レビュー系YouTuber
- 照明
- レンズ(接写撮影もできる)
- 三脚
- デスク
商品レビュー動画を撮影する場合は、接写で撮影する場面が多くなるので、最短撮影距離が短いレンズがおすすめです。
カメラマウントによって適切なレンズは異なりますが、SONYであれば「標準ズームレンズ 20-70mm 」が良いでしょう。
また「Amaran 60x S LED」や「Amaran 200X LED」のような照明があると、顔色や商品が明るく鮮やかに映ります。
屋外アクティブ企画系YouTuber
- 手振れに強いカメラとレンズ
- アクションカメラ
- 三脚
- カメラバッグ
- バッテリーの予備
- NDフィルター
- SSD
屋外アクティブ企画系YouTuberは、小型かつ高性能なカメラが必要です。
手ぶれ補正が強いカメラやアクションカメラは、特に使い勝手がよくおすすめできます。
カメラスタンドは、手で持てるスティックタイプと、三脚タイプをそれぞれ準備しておくと、どんな撮影でも対応可能です。
屋外撮影だと電源がない場所がほとんどなので、カメラの予備バッテリーも2個ほど準備しましょう。
ドライブ系YouTuber
- アクションカメラ
- アクションカメラ固定アクセサリー
ドライブ系YouTuberの場合は、スマホスタンドと充電器があれば撮影可能です。
車内撮影の場合、カメラの設置場所が狭く、運転する際の邪魔になりやすいので、アクションカメラが最適です。
カメラを用意する場合は、広角かつ手ぶれ補正の強いものを使用して、運転手が見切れたりブレたりすることがないようにしましょう。
ゲーム実況者系YouTuber
- マイク
- ヘッドホン
- キャプチャーボード
- ゲーミングPC
- モニター2台
ゲーム実況者系YouTuberの場合は、ご自身を写すカメラとスタンドのほかに、画面録画をするツールも必要になります。
画面録画ツールには「Bandicam」「Xboxゲームバー」「ShadowPlay」「スーパーアマレココ」などがあります。
スーパーアマレココは一部機能を除き無料で使えるので、画面録画ツールを使ったことがない方は試してみてください。
また、ゲーム実況の際には声量が大きくなりがちなので「ZOOM F2-BT」や「TASCAM Portacapture X8」のように音割れしにくいものを選びましょう。
機材が高くて買えない?金利0のローンで買うのがおすすめ
高品質な撮影機材は、数十万円するものも多くあるため、手が出ない方も少なくないでしょう。
しかし、昨今は4K動画も増えてきているため、無闇に安い機材を買うのではなく、クオリティの高い動画を制作できる機材を買うべきです。
機材が高額すぎて買えない場合は、金利0%のローンを活用するのをおすすめします。
金利0%のローンであれば、一括払いと支払う金額は変わらず、支払い1回あたりの負担を軽減できます。
SONYのカメラなら2年間金利ゼロ
SONYのカメラは、2年間(24回払い)まで金利0%で購入できるローンがあります。
商品によっては、60回払いまで金利0%で購入できるものもあるので、ぜひ活用しましょう。
SONYカメラは、高画質なセンサーとピント性能の良さが高く評価されており、昨今ではYouTuberの多くが利用しています。
分割手数料0%キャンペーンは、ソニーストアでの購入時に利用できるので、これからSONYカメラを購入される方はご確認ください。
編集用のパソコンはHPの最大36ヶ月も分割手数料0%
人気のHPパソコンも、最大36ヶ月まで分割手数料0%で購入可能です。
例えば30万円のパソコンでも、36回払いであれば月々の支払いは約8,500円になります。
4Kや8Kの編集をサクサクと行えるような高スペックのパソコンでも、このキャンペーンを活用すれば購入しやすくなるのでおすすめです。
YouTubeの動画作成で必要な機材
YouTubeの動画作成で必要になる機材は、カメラや三脚だけではありません。
- カメラ
- マイク
- 三脚
- 照明
- パソコン
- 動画編集ソフト
- SSD
上記のように、音声機材や編集用ツールなども必要になってきます。
以下の項目では、YouTubeの動画作成におすすめの機材を、ジャンルごとに紹介します。
① カメラ
メーカー名 | SONY | SONY | SONY |
型名 | VLOGCAM ZV-E10/E10L | FX3またはFX30 | 標準ズームレンズ 20-70mm |
軽量さ | ◎ | △ | ◎ |
画質 | 〇 | ◎ | 〇 |
機能性 | 〇 | ◎ | ◎ |
カメラはSONYのものが圧倒的な人気を誇っており、特に動画撮影においてはトップクラスのシェアがあります。
SONYはもともとテレビ放送用機材を作っていた、動画撮影用のカメラを製造するノウハウが豊富なメーカーです。
画質や色味だけでなく、ピント性能や設定のしやすさなども素晴らしく、初心者からプロまで幅広い方におすすめできます。
【コスパ重視】SONY(ソニー)VLOGCAM ZV-E10/E10L
コスパが良く、どんなジャンルでも対応できるカメラが「SONY / VLOGCAM ZV-E10/E10L」です。
10万円以下クラスのAPS-Cカメラですが、ソニーらしいピントの合いやすさと、色味のきれいさはしっかりと保たれています。
バリアングルモニターを搭載しているので、自撮りメインのYouTuberにも非常に使い勝手が良いモデルです。
3つのカプセルマイクを搭載しており、音声にもこだわっているので、カメラ1台で撮影を完結させたい方にはおすすめできます。
【プロ用】SONY(ソニー)FX3またはFX30
SONYのFX3やFX30は、プロ向けのシネマラインカメラです。
FX30はAPS-Cですが、FX3はフルサイズのセンサーを積んでいるので、商用の映像を撮影するのであればFX3がおすすめです。
また、ISO感度を上げた際のクロップに関しても、FX3のほうが目立ちにくい傾向があります。
ただし、有効画素数やバッテリー持ち、そして価格の安さなどはFX30のほうが良いので、こだわりたいポイントで比較してみてください。
【これ一本でOK】SONY(ソニー)標準ズームレンズ 20-70mm
SONYカメラには、屋内・屋外どちらの撮影でも不便なく使える「標準ズームレンズ 20-70mm」がおすすめです。
20〜30mmは、商品撮影や作業している手元を撮影するのに重宝します。
70mmになると、屋外撮影で便利なほか、遠くにいる人や動物を撮影するのに便利です。
最初の1本を迷われているのであれば、まずはこのレンズを購入しておきましょう。
② マイク
メーカー名 | RODE | ZOOM | ZOOM |
型名 | VideoMicro | ZOOM F2-BT | H4nPro/BLACK |
音質 | 〇 | 〇 | ◎ |
持ち運び | ◎ | ◎ | △ |
マイクは、用途によって適した種類がまったく異なります。
環境音も拾うべきか、声だけを拾いたいのか、ASMRのように感度の良さを求めるかなど、用途に合わせたものを選びましょう。
ゲーム実況の場合は、通常のマイク
それ以外は移動しながら、自分の音声を収録できるピンマイクがおすすめです。
【コンデンサーマイク】RODE ロード VideoMicro
RODEの「Video Micro」は、カメラのホットシューに取り付けるタイプのマイクです。
小型・軽量かつ高音質なので、カメラを手持ちで撮影する場合でも重さが気になりません。
また、ショックマウントが附属しているので、衝突ノイズを軽減できます。
3.5mm TRRS端子に対応しているスマホであれば、別売りケーブルを使って接続することも可能です。
【ピンマイク】絶対に音割れしない!ZOOM ズームフィールドレコーダー32ビットフロートF2-BT
ZOOMの「F2-BT」は、トーク音声を収録するのに最適なピンマイクです。
「32bit フロート録音」ができ、小さすぎる・大きすぎる音を適性レベルに補正してくれるので、音割れの心配がありません。
専用アプリを使えば、リモートで録音のオン・オフを切り替えたり、バッテリー残量の確認したりすることが可能です。
手のひらサイズのコンパクトさと、32グラム(電池抜き)という軽量さなので、持ち運びのストレスもなく快適に使用できます。
【ポータブルレコーダー】ZOOM H4nPro/BLACK
ZOOMの「H4nPro」は、高音質なステレオ録音ができるポータブルレコーダーです。
環境音を録ったり、ASMRのような高感度録音をしたりする場合に適しています。
本体だけで録音できるのはもちろん、外部マイクを接続して録音することも可能です。
外部入力端子も2系統あるので、マイク2本と本体のステレオマイクの計4チャンネルで録音することもできます。
③ 三脚
メーカー名 | HAKUBA | K&F Concept | JODY |
商品名 | カメラ三脚 | カメラ・スマホ三脚 | ゴリラポッド |
コスパ | ◎ | 〇 | 〇 |
持ち運び | ◎ | 〇 | ◎ |
自由度 | △ | ◎ | ◎ |
三脚は、撮影する環境や、持ち運びの多さなどによって適したものが変わります。
どの程度の高さを必要とするか、撮影するのはスマホかカメラかなど、撮影シーンを考えながら選んでみましょう。
【スマホ用】Amazon限定ブランド HAKUBA カメラ 三脚
ひざの高さから128.5cmまで伸縮する、利便性の高い三脚です。
730グラムと非常に軽量なので、屋外撮影がメインの方でも、持ち運びやすいモデルとなっています。
2,000円台で購入できる安価な三脚ですが、信頼性の高いHAKUBAの製品なので、安心して使えるものです。
【カメラ用】K&F Concept カメラ スマホ 三脚
脚の開き具合を3段階で調整でき、さらに一脚やセンターポール撮影用としても使える三脚です。
センターポールとは、三脚の脚の下側にカメラがくるようなセッティング方法で、植物や赤ちゃんなど地面に近いものを撮影するのに適しています。
また、一脚タイプにした際には、登山用ステッキとしても使用可能です。
さまざまな撮影シーンにおいて使い勝手がよいので、撮影ジャンルが幅広い方におすすめします。
【便利】JOBY(ジョディ) カメラ三脚 ミニ三脚 ゴリラポッド 5Kキット 耐荷重5kg
ゴリラポッド三脚は、脚の部分がぐにゃぐにゃと変形するカメラスタンドです。
地面に凹凸があったり、傾きがある場所に設置する際に重宝します。
また、一脚のように脚を束ねたり、ハンドルのように脚をU字に曲げたりすることも可能です。
コンパクトなスタンドのため、スマホでの撮影が多い方には特におすすめします。
④ 照明
メーカー | Amaran | Amaran | LAOFA |
型名 | 60x S LED | 200X LED | ソフトボックス |
コスパ | ◎ | 〇 | 〇 |
明るさ | 〇 | ◎ | – |
持ち運び | 〇 | △ | 〇 |
照明は、室内での撮影であれば必ず用意しましょう。
顔色の映り方や、商品の色味などに大きな影響を与えます。
ただし、照明は数万円するものが多いため、予算に関しては注意が必要です。
【コスパ重視】Amaran 60x S LED
「Amaran 60x S LED」は、3万円台で購入できるコスパの良いLED照明です。
スマホでアプリから制御できるので、広い撮影現場でも使い勝手がよいモデルとなっています。
本体や充電ケーブルなどを全て収められる専用ケースが附属しているので、持ち運びも便利です。
【プロ用】Amaran 200X LED
Amaranの200Xは、照度45,400Luxを誇る非常にパワフルな照明です。
屋内撮影においては、この照明であれば十分な明るさを確保できます。
60xと同様にアプリで操作でき、明るさのほかに、9つのライトエフェクトを使用することも可能です。
5万円と高価ですが、広い撮影スタジオで使用する場合であれば、200Xをおすすめします。
【照明の必須アイテム】LAOFAS ソフトボックス
ソフトボックスとは、照明につける傘のようなもので、光を拡散させ柔らかい自然な光にするための機材です。
強い光量でも、ソフトボックスを使えば光が柔らかくなり、さらに光を広範囲に拡散することが出来ます。
安価なソフトボックスは、固定部分や布地がチープで、壊れやすいのであまりおすすめできません。
室内で使うにはこれがぴったりです。
⑤ パソコン
OMEN by HP 40L Desktop GT21-0770jp ハイパフォーマンスモデル2 | OMEN by HP 45L Desktop GT22-1990jp エクストリームモデル | |
コスパ | ◎ | 〇 |
スペック | 〇 | ◎ |
カメラと同じくらいこだわるべきなのが、パソコンです。
パソコンのスペックによって、どのくらい細かい編集ができるかが変わります。
スペックが低いと、字幕をたくさんつけたり、エフェクトを重ねておしゃれな編集を施すのが難しくなるので注意しましょう。
以下では、おすすめのデスクトップパソコンを2モデル紹介します。
【コスパ重視】OMEN by HP 40L Desktop GT21-0770jp ハイパフォーマンスモデル2
「40L Desktop GT21-0770jp ハイパフォーマンスモデル2」は、25万円台で購入できるコスパの良いモデルです。
基本構成では「インテル®/Core™ i7(第12世代)」と「NVIDIA/GeForce 3070」を搭載しており、負荷のかかる編集作業でもスムーズに行えます。
また、ドライバー不要で内部アクセスができるので、メモリやストレージの増設も簡単です。
【プロ用】OMEN by HP 45L Desktop GT22-1990jp エクストリームモデル
「45L Desktop GT22-1990jp エクストリームモデル」は、40Lをさらに高スペックにしたモデルです。
「インテル®/Core™ i9(第13世代)」と「NVIDIA® GeForce RTX™ 4090」を搭載しています。
ストレージは「Western Digital/WD_Black 2TB M.2 SSD」に加えて、2TBハードディスクも搭載しているので、たくさんの動画素材を保管可能です。
価格は75万円台となっていますが、8K編集をよく行う方であれば、こちらのモデルをおすすめします。
⑥ 動画編集ソフト
メーカー | Adobe | Apple | Black Magic Design |
ソフト名 | Premiere Pro | Final Cut Pro | DaVinci Resolve |
支払い方法 | サブスク | 買切り | 無料or買切り |
料金 | 2,728 円/月〜 | 45,000円 | 41,980円 |
操作性 | 〇 | ◎ | 〇 |
自由度 | ◎ | 〇 | 〇 |
色編集 | 〇 | 〇 | ◎ |
テロップ編集 | 〇 | 〇 | △ |
動画編集ソフトに関しては、実際に試してみて比較するのがおすすめです。
実際に使ってみると、自分に使いこなせるかどうか判断できます。
以下で紹介するソフトはすべて無料で試せるので、一度インストールして使ってみましょう。
【一番使われている】Premiere Pro/Adobe(アドビ)
Adobeの「Premiere Pro」は、テレビ局やプロの動画制作者も使用している動画編集ソフトです。
とにかく自由度が高く、高度な編集作業でも行えるので、こだわって動画制作をしたい方におすすめできます。
ユーザー数が多いので、本やネットで使用方法について情報を集めやすいのも魅力です。
エフェクトや編集テンプレートに関しても、さまざまなサイトからダウンロードできるので、編集を効率化しやすいソフトでもあります。
【コスパ重視】Final Cut Pro/Apple(アップル)
Appleの「Final Cut Pro」は、Premiere Proと同じくユーザー数が多い人気の編集ソフトです。
買切りなので維持費がかからない点が、Preimere Proよりも優れた点と言えます。
また、Premiere Proよりも操作性がシンプルで、初心者でも扱いやすいといった声も多いソフトです。
ただし、Macでしか使用できない点や、Premiere Proよりも動作が重くなりやすい点には注意しましょう。
【プロ用】DaVinci Resolve/Black Magic Design(ブラックマジックデザイン)
Black Magic Designの「DaVinci Resolve」は、無料で使用できるプロ向け編集ソフトです。
動作が軽くことや、色編集のしやすさが評判となり、昨今ユーザー数が増えてきました。
シネマチック動画のように、色合いにこだわった編集をしたい方には、DaVinci Resolveがおすすめです。
ただし、テロップ編集はあまり得意でないので、エンタメ系YouTuberの方は別ソフトも検討してください。
⑦ SSD
メーカー | Samsung | SanDisk |
型名 | T7 Shield 2TB 外付けSSD | SSD 外付け 4TB USB3.2Gen2 |
コスパ | ◎ | △ |
信頼性 | 〇 | ◎ |
動画素材はとにかく容量が大きいので、外付けHDやSSDは必須になります。
動画編集をする際には、撮影した素材だけでなく、完成した動画や編集用のフリー素材など、さまざまなファイルを保管するストレージが必要です。
以下で紹介するSSDを1つ購入しておけば、動画編集素材の管理がしやすくなるので、ぜひ購入しましょう。
【コスパ重視】Samsung T7 Shield 2TB 外付けSSD
Samsungの「T7 Shield 2TB」は、2万円台で購入できる2TBの外付けSSDです。
特徴は頑丈さで、IP65という防水・防塵企画に準拠した設計となっています。
3メートルの落下でも耐えられる頑丈な設計なので、屋外系YouTuberでも扱いやすいでしょう。
ただし、あくまでSSDは精密機器なので、別途ケースを用意するなどして衝撃を与えないように注意してください。
【プロ用】SanDisk SSD 外付け 4TB USB3.2Gen2
SanDiskのSSDは、プロの利用者も多く信頼されている製品です。
本製品は、IP55の防滴・防塵性能を持っており、2メートルからの落下でも耐えられる設計となっています。
読出し速度は最大1050MB/秒、書き込み速度は最大1000MB/秒で、動画でもスピーディーにデータを送受信できます。
作業速度にこだわりたい方、信頼できるメーカーの製品を購入したい方はSanDisk製品をお試しください。