Twitterのプレゼント企画を行うことで、始めたばかりのアカウントでも自分の投稿を拡散させたり、短期間でフォロワーを増やすことができます。
このような企画は、実際に目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
しかしながら、いざ自分で企画しようと思うと、何から始めていいのか分からない方も少なくないと思います。
本記事では、Twitterでプレゼント企画をやるメリットと、企画の手順について詳しく解説します。
手順通りに準備を進めれば、今日からでもプレゼント企画を始めることができるでしょう。
また、より効果を高めるためにできるやり方についても詳しく解説しています。
目次
プレゼント企画をTwitterでやるメリット
Twitterのプレゼント企画は、フォロワーを増やす目的で行われていることが多いのですが、実はフォロワー数以外にもメリットがあります。
具体的には、既存のフォロワーとの距離を縮めることができたり、Twitter以外のメディアに誘導できるという点です。
それぞれ目的によって、適したプレゼントや応募方法が異なります。
プレゼント企画を始める前に、メリットについても理解しておきましょう。
フォロワー数が増える
これは、一番のメリットと言ってもいいでしょう。
プレゼント応募の条件をアカウントのフォローにすれば、応募数の分だけフォロワー数が増加します。
さらに、RT(リツイート)も条件に加えることにより、幅広いユーザーにあなたのアカウントとキャンペーン内容について知ってもらうことができます。
フォロワーとの距離を縮める
プレゼント企画をきっかけに、フォロワーとのコミュニケーションが生まれ、これまで以上に仲良くなれる可能性があります。
プレゼントの応募条件は、RT(リツイート)やDMがおすすめです。
SNSでは、新規のフォロワーを増やすことばかり考えてしまいがちになりますが、既存のフォロワーを大切にし、関係性を深めることも非常に重要です。
Twitter以外のメディアに誘導する
プレゼント企画をきっかけにしてツイートを拡散させることで、以下のような外部メディアへの誘導も可能です。
外部メディアの紹介をしたい場合には、プレゼント企画のツイートに、集客したいメディアのリンクを貼っておきましょう。
- ホームページ
- ECサイト
- ブログ
- YouTubeやTikTok
- 音声メディア
Twitterプレゼント企画の手順
本章では、実際にプレゼント企画を行う際に、やるべきことを5ステップで解説します。
プレゼントの選び方や応募条件の決め方、告知ツイートの文章にいたるまで、初心者にも分かりやすく紹介します。
ぜひ以下の手順に従って、プレゼント企画の参加者を募ってみてください。
①プレゼントを決める
まずは、プレゼントを決めましょう。
キャンペーンの参加者は、当然ながらプレゼントが目当てです。
したがって、プレゼントが魅力的でないと、企画をやる意味が無いということになります。
この後の準備を無駄にしないためにも、以下の条件に合うアイテムを探してみてください。
Twitterのトレンドに関係するもの
Twitter上でのトレンドに便乗したものをプレゼントに選ぶことで、多くのインプレッションが期待できます。
また、ユーザーからのリアクションも多くなる可能性が高くなります。
その時々のトレンドワードや、旬な話題の情報収集をしたうえで、最適なアイテムを選んでください。
アカウントに関連したもの
アカウントに関連したものやコアなファンが喜びそうなものをプレゼントに選べば、フォロワーや将来ターゲットとなり得るユーザーからの応募が集まりやすくなります。
特に、商品やサービスの認知を広げる目的のアカウントである場合には、その商品やサービスに関連したものをプレゼントに選ぶことをおすすめします。
多くの人が欲しがるもの
例えば、Amazonギフトなどのギフトカードが挙げられます。
これは、おそらく誰もが欲しいと思うものなので、応募者数は多くなる傾向にあります。
しかしながら、単なるプレゼント目当てで、自分のアカウントのターゲットとは異なる属性のユーザーからの応募も多く集まってしまいます。
「とにかくフォロワー数を増やしたい」「とにかく幅広い層に広めたい」という場合には、おすすめの方法です。
②応募方法・条件を決める
プレゼント企画の応募方法と条件については、プレゼント内容と同様かなり重要と言えます。
フォロワーを増やしたいのか、商品やサービス・コンテンツの認知を広げたいのかによって、最適な応募方法は異なります。
応募条件を「フォロー、いいね、RT(リツイート)にハッシュタグに…」と、つい欲張ってしまうと、必要なアクションが増える分応募に対するハードルが上がります。
特に始めたばかりのアカウントの場合は、なるべくシンプルにすることをおすすめします。
ユーザーが気軽に参加できるような方法を選び、たくさんの応募を集めてください。
フォロー
フォローは、応募条件の中で最も多い項目の一つです。
「フォロー&いいね」あるいは「フォロー&RT(リツイート)」の組み合わせをすることで、キャンペーンの拡散力が高まります。
いいね
応募者がキャンペーンのツイートに「いいね」をすると、そのユーザーのフォロワーのタイムラインにも「〇〇さんがいいねしました」と表示がされます。
「いいね」には拡散力がありますが、「RT(リツイート)」に比べてハードルが低いので、比較的気軽に応募してもらえます。
RT(リツイート)
「RT(リツイート)」は「いいね」よりもさらに表示がされやすく、最も拡散される方法と言えます。
さらに、誰がその投稿を「RT(リツイート)」したかを一覧で確認することができるため、抽選を行う際にも分かりやすく、管理もしやすいです。
ハッシュタグ
ハッシュタグとは、特定のキーワードを分類するために使われるもので、「#〇〇〇〇〇」のように表記します。
投稿内のハッシュタグが付いた言葉をクリックすると、そのハッシュタグを含む他のツイートを表示させることができます。
ハッシュタグを応募条件にしたキャンペーンは、企業のアカウントで多く見られ、商品やサービスの認知拡大に繋がります。
商品の写真やサービスの感想などを、指定したハッシュタグと一緒にツイートしてもらうことにより、口コミを短期間で集めることができます。
DM
DM(ダイレクトメッセージ)は、特にフォロワー向けのキャンペーンにおすすめです。
メッセージの作成が必要なDMでの応募は、参加へのハードルをかなり上げてしまいます。
そのため、参加人数は少なくなる傾向にありますが、熱心なファンや本当にプレゼントが欲しい人からの応募が集まります。
カンバセーショナルカード
カンバセーショナルカードとは、会話型のカードのことで、ユーザーとのコミュニケショーンを生み出します。
ユーザーがいくつかのボタンから一つを選んでタップするだけで、予め設定されている文章がツイート画面に挿入されます。
これは、ボタンをタップするだけで自動でツイートができるので、プレゼントの応募条件にした場合にも、かなり気軽に応募ができて、同時に拡散もされます。
③抽選方法を決める
Twitterのプレゼント企画で主流なのが、キャンペーン終了後に抽選を行い、ツイートとDMで当選者発表を行う方法です。
もちろん自分で当選者を選ぶこともできますが、「ATELU(アテル)」など自動で抽選してくれる専用ツールも多く存在します。
その他にも、当選したかがその場ですぐにわかる「インスタントウィンツール」というものもあります。
これらの抽選ツールを使用する場合には、先に設定する必要があるので、抽選方法は必ずキャンペーンを始める前に決めておきましょう。
自分で選定する
当選者を自分で選定するメリットは、応募者のアカウントをチェックしたうえで選ぶことができる点です。
自分のアカウントに興味を持ちそうか、ターゲットになり得る属性か、普段から積極的にリプライやRT(リツイート)などを行うユーザーであるかなどをチェックし、最適なユーザーを選ぶことが可能です。
専用ツールで選定する
応募者のリストを作成し、選定、繰り上げ当選、当選者へのDM送信など、手間になる作業を自動で行ってくれるツールです。
以下で紹介する「ATELU(アテル)」は、懸賞のために作られた不正なアカウントの排除や、応募者のフォロワー数やツイート数などの情報を一覧で確認することができます。
ATELU(アテル)
Twitterプレゼントキャンペーンの応募期間終了後に抽選を行い、当選通知のDMを予約送信することができるツールです。
精度の高い当選者を選定することができ、コストを抑えて定期的にプレゼント企画を実施したい場合にはおすすめです。
- 初期費用 110,000円(税込)
- 月額料金 55,000円(税込)
実施可能なキャンペーンは以下の4種類です。
- フォロー&リツイート
- フォロー&ハッシュタグツイート
- フォロー&メンション
- フォロー&カンバセーションボタンでツイート
インスタントウィンツールを利用する
インスタントウィンツールとは、その場で当落結果がわかるキャンペーンツールのことです。
例えばユーザーが、応募したいキャンペーンのアカウントをフォローし、対象のツイートをRT(リツイート)すると、すぐに「当選」「落選」などのメッセージが届きます。
インスタントウィンのキャンペーンの場合、結果がその場ですぐに分かるため、応募するユーザーにとってはより気軽に応募することができるというメリットがあります。
また、企画側にとっても、抽選の作業や当選者発表のツイートの手間がかかりません。
キャンつく
多くの大手企業のTwitterキャンペーンで活用されています。
フォロー&リツイートで、すぐに当選がわかるので、運用の手間を軽減することができます。
直感的に使える管理画面で、誰でも簡単に運用することが可能です。
- 通常版 40万円~
- ライト版 30万円~
高機能な設定項目が多数あります。
- A賞、B賞、C賞などの賞品種別管理
- 当選数 日別管理
- 当たり/ハズレのリプライ文(画像・動画)
- リプライ条件管理
- フォーム機能 ※オプション
- ユニークコード(URL)のDM送信 ※オプション
④応募期間を決める
プレゼント企画の応募期間は、だいたい一週間程度が理想的です。
目的は応募の条件であるフォローやRT(リツイート)であるため、多くの応募を集めるためにも、ある程度の期間を設ける必要があります。
ただし、応募期間は長ければいいというものでもありません。
締め切りまでの期間が長すぎると「今度でいい」「今でなくてもいい」といった心理が働きます。
また、当選者発表までに応募者が忘れてしまわないためにも、一週間から長くても10日間くらいに設定することをおすすめします。
⑤Twitterで告知する
以下は、プレゼント企画を行う際の基本テンプレートです。
最低限、これらの内容は記載しておくことをおすすめします。
サンプル
\○○○○○企画/
フォロー&RTしてくれた方
抽選で〇名様に
「*****」をプレゼント
応募条件 このアカウントをフォロー/このツイートをRT
応募期間 ✖月✖日✖時 〜 ✖月✖日✖時
抽選方法 (抽選方法を記載)
当選連絡 ツイートにて発表します。(DMにてご連絡します。)
上記の内容に加えて、自身のアカウントについてや、紹介したい商品やサービスの説明を簡潔に書きましょう。
外部メディアのリンクを入れる場合も、簡潔な説明文を入れてください。
プレゼント企画の効果を高める施策
始めたばかりのアカウントやフォロワーが少ないアカウントの場合、プレゼント企画を告知しても、思ったように応募が集まらないことがあります。
本章では、コストをかけて通常以上の効果を出す方法について解説します。
プレゼント企画をやってもなかなか応募が集まらないという方や、より高い効果を求める方は、以下の方法も検討してみてください。
Twitter広告
いくら企画内容が良くても、ユーザーの目に留まらなければ応募されることもありません。
インプレッション数が少ない場合には、広告を出すことで必然的にインプレッション数が増えるので、応募数も増える可能性があります。
嬉しいことにTwitter広告では、最低出稿金額がありません。
少額からでも広告を出すことができるので、ぜひ試してみてください。
インフルエンサーの起用
影響力のあるインフルエンサーに告知をしてもらう方法です。
インフルエンサーを選ぶ際には、アカウントとの親和性を考えることが非常に重要と言えます。
フォロワー数が多ければいいということではありません。
プレゼント企画終了後にあなたの発信を見続けてもらうためにも、インフルエンサーの選定は慎重に行いましょう。
自分のアカウントを知ってもらいたい、フォローしてもらいたいと思う属性のフォロワーを持つインフルエンサーに依頼をすることをおすすめします。
Twitter運用の手助けをするアプリケーション「TweetDeck(ツイートデック)」を利用すると、インフルエンサーの選定を効率よく行うことができます。
TweetDeck(ツイートデック)
Twitter公式ツールです。
このツールを活用して、親和性の高いTwitterインフルエンサーのリストアップを行うことができます。
インフルエンサーの過去のPR投稿を閲覧することもできるので、紹介の仕方や、いいね・リツイートなどの実績を確認したうえで、候補者を選んでください。
以下の方法で、フィルタリングすることも可能です。
- キーワード、ハッシュタグ
- 除外するキーワード
- 位置情報
- メンション先(返信先)
- エンゲージメント(いいね・コメント・リツイート)