【物撮り】俯瞰撮影に必要な機材

この記事を読んでわかること
  • 俯瞰撮影で物撮りするための機材がわかる
  • 俯瞰撮影の撮影方法や、便利なグッズを知ることができる
  • キレイに撮影するためのポイントがわかる

物撮りの俯瞰撮影に必要な機材

物撮りの俯瞰撮影をするために必要な機材について、まとめました。

物撮りは、機材によってクオリティが全く変わってきます。

機材によって得られるクオリティ
  • 同じアングルや質感で撮影できる
  • 撮影時間を効率化し短縮できる
  • 撮影クオリティをアップすることが出来る

ここに挙げたものをひととおり揃えれば、クオリティの高い俯瞰撮影を、便利に手軽に始めることができます。

固定アーム

サイドアームは、卓上を俯瞰する位置にカメラをセッティングするための機材です。

俯瞰撮影をするには、被写体を見下す空中にカメラを設置する必要があります。

必要な機材のセットは次の通りです。

カメラセッティング用の機材
  • カメラを固定するアーム
  • アームを取り付けるための三脚やクランプ
  • 三脚が置けない場合はオートポール

それぞれ、おすすめの製品を紹介します。

俯瞰撮影デスク固定アーム

俯瞰撮影ポール固定アーム

マンフロット Manfrotto 244RC

Manfrotto 244RCは、後述するクランプと組み合わせることで、さまざまな場所に柔軟に設置できるアームです。

間接アーム式であり、クランプ接続部も自由雲台も可動式となっています。

そのため狭い場所では折りたたんで設定したり、カメラの位置や向きを変えたりできるなど自由度の高いセッティングが可能です。

最大耐荷重が3kgですので、多くのミラーレスカメラとレンズの組み合わせで使用できます。

注意
3kgの耐荷重はありますが、俯瞰撮影の場合は空中にカメラをセッティングするので、三脚に立てるよりも安定性は低いです。機材を落下させないように、少し余裕をもった重さのカメラとレンズを使いましょう。
マンフロット Manfrotto 035

Manfrotto 035は、アームの根本に接続して任意の場所に取り付けることのできるクランプです。

オートポールや机の天板などを強く挟み込んで直接取り付けることができるので、三脚の置けない狭い場所でも俯瞰撮影を行うことができます。

重量が0.43kgという扱いやすさながら耐荷重は15kgもあるため、しっかりしたアームにカメラ、レンズを乗せて使用できます。

前述のアーム、Manfrotto 244RCと組み合わせることで、シンプルな環境構築が可能です。

マンフロット Manfrotto 032B※三脚を使う場合は必要なし

Manfrotto 032Bは全長370cmにもなるオートポールです。

オートポールとはいわゆるツッパリ棒のことで、部屋の天井から床にかけて設置することで、任意の場所にポールを設置できます。

このポールにクランプを挟み込んで使うことで、アームを設定することができます。

例えば三脚置くには狭い場所であっても、このポールを使うことで俯瞰撮影の設定が可能です。

ミラーレスカメラで画質を重視

物撮りに使うカメラは、ミラーレスカメラを使用しましょう。

物撮りでは、画質が非常に重要です。

モノを撮影する場合、その質感やディティールを自然に、かつ正しく伝えることが大切です。

また、撮影者が思い描いた表現を具現化するための性能も必要です。

そのためには、高い光学性能を持つレンズと、画質が良く性能も高いミラーレスカメラの組み合わせが最適です。

MEMO
一眼レフと比べても、ミラーレスの方が小型・軽量になるので、俯瞰撮影にはより適しています。

撮影用ライト

物撮りにライトはとても重要です。

被写体に光を当てて明るくする役割だけでなく、ライティングによって写真の印象を決定付けるものでもあるためです。

このセットは、これだけで物撮り撮影に十分なライティングの機材と機能が一通りそろいます。

ライトだけでなく三脚がついてくるので、スタンドを別に用意する必要がありません。

さらに2個セットになっているので、メインの光となるキーライトと、影の調整をするフィルライトの両方をまかなえます。

機能面としても、光の強さや色温度などの設定もできるので、意図に合わせて柔軟なライティングが可能です。

レフ板

レフ板は安価で扱いやすいにもかかわらず、ライティングの質をグッと上げる便利なツールです。

主な用途は、メインのライトでできる影のフォローです。

メインライトの強い光を被写体に当てると、その反対側側面が影になり見づらくなります。

そこでメインライトの反対側にレフ板を置くことで、その光を反射して手前側の暗くなった部分に淡く光を当ててくれます。

このレフ板は自立させることができるので、置くだけでセッティングできるのもメリットです。

俯瞰撮影であったら便利な機材

外部モニター SONY CLM-V55

俯瞰撮影の場合、カメラの位置は高くなるので、カメラで映している画面を確認することが難しくなります。

そこで外部モニターを用意して、画面に写っているものを手元で見ながら、卓上のセッティングをすることをおすすめします。

SONY CLM-V55は5インチというちょうど良いサイズの外部モニターであり、この本体自体の首が可動式になっているので、自由なアングルでモニターを設置することができます。

大型バッテリーやACアダプターも使用できるので、長時間の撮影にも対応可能です。

照度計 サンワサプライ デジタル照度計 CHE-LT1

撮影する場所の明るさを定量的に確認したい場合は、照度計によって計測できます。

照度計はルクスという単位によって、明るさを数値で計測します。

自然光で撮影するような光量を調節しづらい場所でも、撮影時の光量を数値として把握しておくと、再現性のある撮影を行うことができます。

単体露出計

ミラーレスカメラに内蔵されている露出計も優秀ですが、ライティングに凝った撮影をする場合は単体露出計を使いましょう。

単体露出計とは

単体露出計は入射光式で測定できるので、ライトの光を当ることで最適な露出を決めることができます。光の量を最適なものにしたい場合は、入射光式で測定のできる単体露出計がおすすめです。

明るい場所、暗い場所、それぞれのライティングの最適な明るさがわかるからです。

カメラにも優秀な露出計は付いていますが反射光式で、被写体から反射した光の明るさを測定します。

画面の露出を調節することはできますが、ライトの光の強さは計ることができません。

水準器

俯瞰撮影では、被写体とカメラを面で向き合わせるため、その両方を水平にします。

詳しくは後述しますが、卓上とカメラの面が水平でない場合、画に歪みがでてしまうためです。

そのため、卓上とカメラの両方で、しっかりと水平を取る必要があります。

水平を取れているかは、セットしたテーブルやカメラに二軸の水準器を置くことで確認します。

二軸の水準器を使うことで、前後左右両方の水平を同時に確認できるので、面に対して水平を取ることができます。

MEMO
雲台に水準器が付いているものもあります。その場合は、カメラ側では水準器を使う必要が無くなるので便利です。

撮影背景シート

俯瞰撮影をする場合、土台となるテーブルの色や柄にもこだわりましょう。

俯瞰撮影において、テーブルは背景となります。

背景によってその主体の見え方が変わるので、背景を含めて主題をどう伝えるのかを意識する必要があるからです。

撮影背景シートは、卓上にシートを置くだけで簡単に背景を作ることができます。

視聴者はテーブルという背景にストーリーを感じるので、主体をより引き立てる背景をシートで作りましょう。

俯瞰撮影のポイント

俯瞰撮影では、限られた広さの卓上に対して面で撮影をします。

シンプルな撮影ですが、その分ちょっとしたことで写真のクオリティが上がったり下がったりします。

ここでは、クオリティを上げるための俯瞰撮影のポイントについてまとめました。

歪みを作らないためのセッティングのやり方

俯瞰撮影は、卓上に対して面で撮影を行います。

面に対しての撮影、それも被写体とカメラの距離を十分に取れない環境の場合、気を付けないと不自然な歪みのある画になることがあります。

俯瞰撮影で歪みを作らないためのポイントをまとめました。

水平・垂直を取る

面を撮影するには、被写体と相対するカメラのお互いを、水平にします。

それがズレて一部に角度がついてしまうと、パースがついてしまうためです。

パースとは
パースとは、遠近法のことです。卓上に対してカメラが近寄っている箇所があると、その部分が遠近法で大きく映ってしまうため、被写体の形が歪んでしまいます。

机を設定するとき、そしてカメラを設定するとき、両方で二軸の水準器を使って水平を取っておきましょう。

広角レンズを避ける

レンズは広角を避けて、標準レンズを使うようにします。

広角レンズは、四隅が流れてしまい画面に歪みが出やすいからです。

レンズは望遠に近いほうが四隅の流れが少なくなります。

モノをカチッと見せたい物撮りでは、一般的使われるのは100mm前後の中望遠レンズです。

ただ俯瞰撮影の場合は、カメラと被写体の距離が短いので、中望遠では収まりきらなくなります。

その場合はそれよりは短い標準域のレンズを選びましょう。

キリッとパンフォーカスが基本

俯瞰構図は、画面の端まで全てにピントが合う、パンフォーカスにするのが基本です。

俯瞰撮影は平面の構図になるためです。

視聴者は奥行きが無いことを前提に画を見るので、ボケて見づらい箇所があると、むしろ違和感をもたらしてしまいます。

パンフォーカスにするためには、レンズの絞り値を上げます。

絞ることで被写界深度が深くなり、全体にピントが合うようになります。

絞ることで解像度が上がりますが暗くもなるので、シャッタースピードを長くするかISO感度を上げるか、ライティングを工夫します。

ライティングが命

物撮りでは、ライティングが非常に重要です。

ライディングで作る光や影によって、画のイメージが決まるからです。

例えばライトを高いところから照らせば全体を明るくできますし、低くすると影を長くして、陰影や立体感を表現することができます。

食べ物のシズル感を出すには、ライトを高くして当てた光がレンズに届くようにすると、反射で食べ物のテカリを表現することができます。

ライティングが最終的な画のイメージを決めるので、物撮りにとってライティングは命とも言えます。

簡単に効果UP!おすすめのカメラ設定

俯瞰撮影の物撮りで、簡単にできるオススメのカメラ設定を紹介します。

それは、彩度を変えることです。

彩度とは
彩度(さいど)とは色の鮮やかさのことです。同じ青でも、真夏の地中海のような鮮やかな青や、日が暮れかけている空のようなくすんだ青もありますが、この鮮やかさの度合のことを彩度と言います。

明るい画を撮りたい場合、カメラ設定の彩度を上げることで、被写体の映りがより華やかになります。

逆に、暗く渋い画を取る場合は、この彩度を下げることでより大人っぽい雰囲気を作れます。

簡単にイメージを強調できるようになるので、ぜひ試してみてください。

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