真上から俯瞰撮影するのにおすすめの機材

真上から俯瞰撮影するのにおすすめの機材

この記事を読んでわかること

  • 俯瞰撮影で物撮りするための機材がわかる
  • 俯瞰撮影の撮影方法や、便利なグッズを知ることができる
  • キレイに撮影するためのポイントがわかる

完璧な俯瞰撮影機材を見る

俯瞰撮影でよくある失敗と不満

  • 机に固定するタイプはブレるので微妙
  • 三脚はセッティングが面倒でスペースの確保が必要

机に固定するタイプはブレるので微妙

机に固定するタイプのアームはブレるのでおすすめできません。

写真撮影のみの場合はリモコンを使うことで対策できますが、動画撮影の場合ほぼ確実にブレてしまいます。

動画撮影の場合は机以外の場所に固定するか、アーム固定用のポールを買う必要があります。

三脚はセッティングが面倒でスペースの確保が必要

三脚を使った俯瞰撮影の場合、カメラと照明用の三脚を2台用日する必要があるので狭い部屋だとかなり不便です。

更に毎回のセッティングがかなり面倒です。

俯瞰撮影のポイント

俯瞰撮影では、限られた広さの卓上に対して面で撮影をします。

シンプルな撮影ですが、その分ちょっとしたことで写真のクオリティが上がったり下がったりします。

ここでは、クオリティを上げるための俯瞰撮影のポイントについてまとめました。

歪みを作らないためのセッティングのやり方

俯瞰撮影は、卓上に対して面で撮影を行います。

面に対しての撮影、それも被写体とカメラの距離を十分に取れない環境の場合、気を付けないと不自然な歪みのある画になることがあります。

俯瞰撮影で歪みを作らないためのポイントをまとめました。

水平・垂直を取る

面を撮影するには、被写体と相対するカメラのお互いを、水平にします。

それがズレて一部に角度がついてしまうと、パースがついてしまうためです。

パースとは
パースとは、遠近法のことです。卓上に対してカメラが近寄っている箇所があると、その部分が遠近法で大きく映ってしまうため、被写体の形が歪んでしまいます。

机を設定するとき、そしてカメラを設定するとき、両方で二軸の水準器を使って水平を取っておきましょう。

広角レンズを避ける

レンズは広角を避けて、標準レンズを使うようにします。

広角レンズは、四隅が流れてしまい画面に歪みが出やすいからです。

レンズは望遠に近いほうが四隅の流れが少なくなります。

モノをカチッと見せたい物撮りでは、一般的使われるのは100mm前後の中望遠レンズです。

ただ俯瞰撮影の場合は、カメラと被写体の距離が短いので、中望遠では収まりきらなくなります。

その場合はそれよりは短い標準域のレンズを選びましょう。

キリッとパンフォーカスが基本

俯瞰構図は、画面の端まで全てにピントが合う、パンフォーカスにするのが基本です。

俯瞰撮影は平面の構図になるためです。

視聴者は奥行きが無いことを前提に画を見るので、ボケて見づらい箇所があると、むしろ違和感をもたらしてしまいます。

パンフォーカスにするためには、レンズの絞り値を上げます。

絞ることで被写界深度が深くなり、全体にピントが合うようになります。

絞ることで解像度が上がりますが暗くもなるので、シャッタースピードを長くするかISO感度を上げるか、ライティングを工夫します。

ライティングが命

物撮りでは、ライティングが非常に重要です。

ライディングで作る光や影によって、画のイメージが決まるからです。

例えばライトを高いところから照らせば全体を明るくできますし、低くすると影を長くして、陰影や立体感を表現することができます。

食べ物のシズル感を出すには、ライトを高くして当てた光がレンズに届くようにすると、反射で食べ物のテカリを表現することができます。

ライティングが最終的な画のイメージを決めるので、物撮りにとってライティングは命とも言えます。

簡単に効果UP!おすすめのカメラ設定

俯瞰撮影の物撮りで、簡単にできるオススメのカメラ設定を紹介します。

それは、彩度を変えることです。

彩度とは
彩度(さいど)とは色の鮮やかさのことです。同じ青でも、真夏の地中海のような鮮やかな青や、日が暮れかけている空のようなくすんだ青もありますが、この鮮やかさの度合のことを彩度と言います。

明るい画を撮りたい場合、カメラ設定の彩度を上げることで、被写体の映りがより華やかになります。

逆に、暗く渋い画を取る場合は、この彩度を下げることでより大人っぽい雰囲気を作れます。

簡単にイメージを強調できるようになるので、ぜひ試してみてください。

真上から俯瞰撮影するのにおすすめのカメラ機材と構成

物撮りの俯瞰撮影をするために必要な機材について、まとめました。

物撮りは、機材によってクオリティが全く変わってきます。

機材によって得られるクオリティ

  • 同じアングルや質感で撮影できる
  • 撮影時間を効率化し短縮できる
  • 撮影クオリティをアップすることが出来る

ここに挙げたものをひととおり揃えれば、クオリティの高い俯瞰撮影を、便利に手軽に始めることができます。

① 完璧な機材構成はオートポール2台構成

絶対に失敗しない俯瞰撮影のやり方

メリット

  • 全くブレない(机で作業をしながら動画撮影も可能)
  • 面倒だったセッティングが不要、5秒で撮影開始
  • 三脚を使わないので部屋が広々
  • 真上(垂直撮影)が出来る
  • 安定性抜群で何の心配もいらない

安定性と利便性を求めていろいろ試した結果、この俯瞰撮影が一番よかったです。

撮影が終わった後も10秒で収納できます。

詳しくは下記の記事で紹介しています。

動画手元撮影で全くブレない俯瞰撮影のやり方

動画撮影可能、全くブレない俯瞰撮影のやり方動画手元撮影で全くブレない俯瞰撮影のやり方

② オートポール1台構成

メリット

  • 最小構成でリーズナブル
  • 省スペース
  • 真上(垂直撮影)が出来る

ライティングはできませんが、完璧な俯瞰撮影が可能です。

アームはManfrottoではなく、9.Solutionsのアームを使う必要があります。

ポール1台構成の場合、Manfrottoアームがダメな理由

Manfrottoの244RCのダメな取付方法

Manfrottoの244RCの場合、横の耐荷重性能が弱く、カメラを取り付けると徐々にアームが下がってきてしまいます。

先ほど紹介したポール2台構成の取り付け方法であれば抜群の安定性ですが、ポール1個の場合は全く安定しません。

ポール1台構成の場合は9.Solutionsのアームがおすすめ

ポール1台構成の場合は9.Solutionsのアームがおすすめです。耐荷重性能が2倍の6㎏に上がるので安定性が格段にアップします。

アームの先端に取り付ける機材

雲台かクイックリリースプレートを取り付けると便利です。

③ アームとクランプを使ってデスク固定

アームとクランプを使って卓上固定

サイドアームは、卓上を俯瞰する位置にカメラをセッティングするための機材です。

俯瞰撮影をするには、被写体を見下す空中にカメラを設置する必要があります。

必要な機材のセットは次の通りです。

カメラセッティング用の機材

  • カメラを固定するアーム
  • アームを取り付けるための三脚やクランプ
  • 三脚が置けない場合はオートポール

写真撮影のみの場合は、デスク固定アームがおすすめです。

毎回セッティングする必要がありますが、価格を抑えて俯瞰撮影が可能です。

おすすめのアームはManfrottoの396B-3です。

注意
デスク固定で俯瞰撮影をする場合、Manfrottoの244RCのアームは高さが足りないので使えません。

④ 三脚を使って俯瞰撮影

三脚を使って俯瞰撮影

メリット

  • 三脚としても使えるのでお得

三脚を安定させるための重りが必要です。

MEMO
上記で紹介している三脚であれば、リュックを掛けるフックがあるのでカバンやリュックを重りとして代用可能です。

物撮りにおすすめのカメラ機材

物撮りにおすすめのカメラ機材をまとめました。

撮影用ライト

物撮りにおすすめのライト

物撮りにライトはとても重要です。

被写体に光を当てて明るくする役割だけでなく、ライティングによって写真の印象を決定付けるものでもあるためです。

このセットは、これだけで物撮り撮影に十分なライティングの機材と機能が一通りそろいます。

ライトだけでなく三脚がついてくるので、スタンドを別に用意する必要がありません。

さらに2個セットになっているので、メインの光となるキーライトと、影の調整をするフィルライトの両方をまかなえます。

機能面としても、光の強さや色温度などの設定もできるので、意図に合わせて柔軟なライティングが可能です。

物撮りの基本的な知識は下記の動画で学ぶことが出来ます。

ホイポイマン

すごく分かりやすかったです。

レフ板

レフ板は安価で扱いやすいにもかかわらず、ライティングの質をグッと上げる便利なツールです。

主な用途は、メインのライトでできる影のフォローです。

メインライトの強い光を被写体に当てると、その反対側側面が影になり見づらくなります。

そこでメインライトの反対側にレフ板を置くことで、その光を反射して手前側の暗くなった部分に淡く光を当ててくれます。

このレフ板は自立させることができるので、置くだけでセッティングできるのもメリットです。

撮影背景シート

俯瞰撮影をする場合、土台となるテーブルの色や柄にもこだわりましょう。

俯瞰撮影において、テーブルは背景となります。

背景によってその主体の見え方が変わるので、背景を含めて主題をどう伝えるのかを意識する必要があるからです。

撮影背景シートは、卓上にシートを置くだけで簡単に背景を作ることができます。

視聴者はテーブルという背景にストーリーを感じるので、主体をより引き立てる背景をシートで作りましょう。

外部モニター SONY CLM-V55

俯瞰撮影の場合、カメラの位置は高くなるので、カメラで映している画面を確認することが難しくなります。

そこで外部モニターを用意して、画面に写っているものを手元で見ながら、卓上のセッティングをすることをおすすめします。

SONY CLM-V55は5インチというちょうど良いサイズの外部モニターであり、この本体自体の首が可動式になっているので、自由なアングルでモニターを設置することができます。

大型バッテリーやACアダプターも使用できるので、長時間の撮影にも対応可能です。

ミラーレスカメラで画質を重視

物撮りに使うカメラは、ミラーレスカメラを使用しましょう。

物撮りでは、画質が非常に重要です。

モノを撮影する場合、その質感やディティールを自然に、かつ正しく伝えることが大切です。

また、撮影者が思い描いた表現を具現化するための性能も必要です。

そのためには、高い光学性能を持つレンズと、画質が良く性能も高いミラーレスカメラの組み合わせが最適です。

MEMO
一眼レフと比べても、ミラーレスの方が小型・軽量になるので、俯瞰撮影にはより適しています。

俯瞰撮影のクオリティをさらにアップするカメラ機材

更にクオリティをアップしたい人におすすめの機材を紹介します。

照度計 サンワサプライ デジタル照度計 CHE-LT1

撮影する場所の明るさを定量的に確認したい場合は、照度計によって計測できます。

照度計はルクスという単位によって、明るさを数値で計測します。

自然光で撮影するような光量を調節しづらい場所でも、撮影時の光量を数値として把握しておくと、再現性のある撮影を行うことができます。

単体露出計

ミラーレスカメラに内蔵されている露出計も優秀ですが、ライティングに凝った撮影をする場合は単体露出計を使いましょう。

単体露出計とは

単体露出計は入射光式で測定できるので、ライトの光を当ることで最適な露出を決めることができます。光の量を最適なものにしたい場合は、入射光式で測定のできる単体露出計がおすすめです。

明るい場所、暗い場所、それぞれのライティングの最適な明るさがわかるからです。

カメラにも優秀な露出計は付いていますが反射光式で、被写体から反射した光の明るさを測定します。

画面の露出を調節することはできますが、ライトの光の強さは計ることができません。

水準器

俯瞰撮影では、被写体とカメラを面で向き合わせるため、その両方を水平にします。

詳しくは後述しますが、卓上とカメラの面が水平でない場合、画に歪みがでてしまうためです。

そのため、卓上とカメラの両方で、しっかりと水平を取る必要があります。

水平を取れているかは、セットしたテーブルやカメラに二軸の水準器を置くことで確認します。

二軸の水準器を使うことで、前後左右両方の水平を同時に確認できるので、面に対して水平を取ることができます。

MEMO
雲台に水準器が付いているものもあります。その場合は、カメラ側では水準器を使う必要が無くなるので便利です。

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