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Hoipoi MAGAZINE

YouTubeショートのBGMは企業利用できる?無料音源と複数SNS向け音楽の選び方

UPDATED 2026.11.05
SOURCE 公式確認
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企業のYouTubeショートには、企業の利用目的をカバーする音源を選びます。YouTubeだけで始めるなら、無料のYouTubeオーディオライブラリが候補です。同じ動画をInstagram・TikTokにも投稿し、広告や顧客案件へ展開するなら、全用途に対応するBGMと効果音を編集時に組み込む方法が向いています。Shortsの音源選択画面に曲が出ることだけで、社外への納品や他SNSでの使用まで許可されたとは判断できません。

企業動画向けの音楽と効果音を探す Artlistは用途に合う有料契約で利用します。企業の規模・代理店業務等によってBusiness契約が必要です。

「流行の曲を入れれば会社のショート動画にも使える?」「収益化しなければ大丈夫?」。企業のSNS担当者が迷うのは、選曲の操作より、完成した動画をどこまで使い回せるかです。商品紹介をあとから広告にしたり、制作会社が納品したりするなら、最初の音源選びが後工程にも関わります。

ここでは企業のBGM・効果音の選び方と権利管理を整理します。撮影・投稿の操作は、YouTubeショートの作り方と投稿方法で確認できます。

企業のYouTubeショートは音源の入手先と用途で選ぶ

名前の似た「ショート動画用のオーディオライブラリ」と「YouTube Studioのオーディオライブラリ」は別です。前者はShorts作成機能で楽曲を追加する仕組み、後者はダウンロードした音楽・効果音を編集に使うライブラリです。アプリ内で選んだ楽曲を取り出して編集ソフトへ入れ直しても、同じ許諾になるとは限りません。

Shorts作成機能内で曲を追加して投稿する経路と、Studioのオーディオライブラリから音声ファイルを得て動画編集に入れる経路の違い。

企業が選ぶ音源の違い

音源の入手先向く使い方確認すること
Shorts内の音源Shorts機能内での投稿企業用途・使用時間・持ち出し
YouTubeオーディオライブラリYouTube中心の動画制作曲ごとの帰属表示・利用条件
商用音楽素材サービス複数SNS・広告・顧客案件プラン・契約主体・公開期間
委託したオリジナル曲ブランド固有の音づくり原盤・改変・二次利用の契約

利用許諾は楽曲・用途・契約ごとに確認します。

市販のCDや配信サービスで曲を購入・視聴できても、企業動画のBGMとして複製・配信する許諾を得たことにはなりません。楽曲の著作権と、録音された音源に関する権利も分けて確認します。YouTubeと著作権管理団体の契約だけを根拠に、すべての広告・宣伝動画へ自由に使えると考えないようにしてください。

筆者
ホイポイマン
EDITOR'S NOTE

筆者なら、選曲の前に「会社の通常投稿だけか、広告や納品にも使うか」を決めます。完成後に使用範囲が足りないと分かるより、最初に用途を整理する方が制作の判断を揃えやすいからです。

無料のYouTubeオーディオライブラリで始める方法

YouTubeだけに投稿する動画なら、まずYouTube Studioのオーディオライブラリを検討できます。無料の音楽だけでなく効果音もあり、YouTubeパートナープログラムの参加者は、条件に従ってこれらを使った動画を収益化できます。

  1. ライブラリを開く 選曲前

    YouTube Studioを開き、オーディオライブラリに進みます。

  2. 素材と許諾を照合する 選曲時

    音楽・効果音から必要な素材を選び、曲ごとのライセンス欄を確認します。

  3. 必要な表示を保存する 取得時

    帰属表示が必要な曲は、指定されたクレジットを保存します。

  4. 音源とクレジットを反映する 公開前

    ダウンロードした音源を動画に組み込み、必要なクレジットを説明欄へ掲載します。

クリエイティブ・コモンズの曲は指定の帰属表示が必要です。「帰属表示が不要」で絞り込んだ曲と混同しないでください。YouTubeで使えることと、他SNSや有料広告のあらゆる用途まで許可されることは別なので、横展開する前に個々のライセンスを読みます。

帰属表示が必要な曲から音声ファイルと指定クレジットを分け、音を動画に、クレジットを説明欄に入れる2本の経路図。

無料素材が悪いわけではありません。用途に合い、必要なクレジットと証拠を管理できるなら、購入しない選択も合理的です。単に「著作権フリー」と書かれた別のYouTubeチャンネルから音源を持ち出す方法とは区別してください。

筆者
ホイポイマン
EDITOR'S NOTE

YouTube限定の小さな企画なら、無料ライブラリで始める選び方を勧めます。一方、毎回複数SNSへ展開する企画では、無料か有料かより、配信先をまとめて管理できるかを重視します。

収益化・広告・Content IDは別の問題です

企業の宣伝動画、YouTubeの広告収益を受け取る動画、広告費を払って配信する動画は、同じ意味ではありません。収益化をオフにしても、音源の利用許諾が不要になるわけではありません。

混同しやすい3つの用途

用途具体例必要な判断
企業の通常投稿商品や採用の紹介企業・宣伝用途の許諾
YouTubeでの収益化広告収益の受け取り音源許諾と収益化資格
有料広告広告費を払った動画配信広告利用許諾と媒体審査

広告収益を得ることと広告を出稿することは別です。

収益化ではYouTubeから投稿者へ、広告出稿では広告主から配信先へお金が流れ、Content IDでは投稿音声を登録音源と照合する違いを示す図。

音源のライセンスが収益化を認めていても、YouTubeの収益化資格やコンテンツ審査まで通過できる保証ではありません。また、広告出稿では音源の広告利用許諾に加え、Google側の広告ポリシーや必要な認証手続きにも対応します。

Content IDの申し立ては、ライセンスの有無と分けて確認する

Content IDは投稿された音声などを照合する仕組みです。申し立てが表示されたら、対象の曲、申し立て元、地域、動画への制限をYouTube Studioで確認します。申し立てだけで著作権侵害や違反警告と同一視せず、契約書・素材証明書と照らし合わせて対応してください。


1分を超えるShortsに申し立てが付いた場合は、動画ごとの制限を確認してください。「必ず全世界でブロックされる」「新しい動画なら必ず公開できる」のどちらも固定ルールとして判断せず、投稿時のStudioの制限表示と最新の適用条件を確認してください。再生できること自体は、企業・広告用途の許諾の証明にはなりません。

有効な許諾があり誤認と思われる場合は、素材サービスの解除手順やYouTubeの異議申し立てを確認します。許諾が足りない場合は、権利を追加で取得するか、条件に合うBGM・効果音へ差し替えます。検出を避ける目的で速度や音程を変える方法は解決になりません。

複数SNSへ出すならBGMと効果音を共通化する

同じ商品紹介をYouTubeショート、Instagramリール、TikTokへ出すなら、すべての投稿先で使えるBGMと効果音を用意し、編集段階で共通マスターに組み込む方法がおすすめです。各アプリの曲を後から足す運用とは分けて考えます。

たとえば、商品を見せる場面のBGM、画面切り替えの効果音、ロゴが出るときの短い音をまとめて管理します。BGMだけ許諾を揃えても、別のアプリから持ち出した効果音が残っていれば、動画全体の確認は終わっていません。

横展開前に揃える項目

確認項目記録する内容
投稿先YouTube・Instagram・TikTok等
運用者自社名・顧客名・制作担当者
利用目的通常投稿・有料広告・顧客納品
利用期間制作日・公開日・契約の有効期間
音素材曲名・効果音名・素材ID・証明書
納品範囲完成動画・編集データ・音源単体

予定している用途を省略せず、曲と効果音の両方で確認します。

この方法なら、媒体が増えるたびに別の曲を探して編集し直す作業を抑えやすくなります。複数SNSで音の印象を揃えられる点も利点です。ただし、音源ライセンスを共通化しても、各媒体の広告審査や動画仕様まで共通になるわけではありません。

筆者
ホイポイマン
EDITOR'S NOTE

通常投稿の反応がよければ広告にする、という運用なら、広告化を前提に音源を選びます。最初は通常投稿だけでも、あとからBGMを替えると映像のテンポまで調整し直すことがあるためです。

複数SNS向けの音源と条件を見る BGMと効果音の対象カタログ、広告・顧客案件のライセンスを確認してください。

Artlistを選ぶなら企業・広告・納品に合う契約へ

複数SNS向けの企業動画を継続制作するなら、ArtlistのMusic & SFX Proは検討候補です。音楽と効果音を同じサービスで探せるため、映像の雰囲気や場面転換に合わせて素材を選び、契約条件をまとめて管理できます。特定サービスだけが複数SNSに対応しているわけではありませんが、選曲から効果音まで揃えたい制作では使い方が合います。

通常のProライセンスが適用される主体・用途では、商用動画、顧客向け制作、有料広告、複数媒体での公開が対象です。ただし、企業ならすべてProで足りるわけではありません。代理店・放送事業者、従業員が50人を超える企業や企業グループなどは、Max Businessまたは個別のEnterprise契約の対象を確認してください。

Artlistで契約前に見るところ

制作の条件確認するプラン・範囲
個人チャンネルだけSocialの対象範囲
企業・広告・顧客向け制作ProまたはBusinessの適用条件
BGMと効果音が必要Music & SFXの収録範囲
代理店・放送・50人超等Max Business・Enterprise
複数担当者が素材を扱う必要な席数・チーム契約

カタログ素材を動画に組み込む場合の選択軸です。

価格だけでSocialを選んだり、音楽のみのプランで効果音まで使えると考えたりしないことが大切です。契約前に制作主体・人数・広告利用・顧客案件を伝え、対象プランと請求総額を確認します。

単発のYouTube限定企画なら無料音源から検討する

案件ごとに音源を探し直す時間やライセンス確認の負担が大きいなら、素材費を制作費の一部として見積もる判断もできます。単発のYouTube限定企画なら、先に無料ライブラリで足りるかを確認して構いません。

広告と顧客案件に合うプランを確認 Music & SFX Proを起点に、Business対象の主体・用途かを確認します。

契約しただけで終わりにしない

Artlistでは契約が有効な間に必要なチャンネル・動画をClearlistへ登録し、素材証明書を保存します。完成動画を顧客へ納品することと、ダウンロードした音源単体を渡して自由に再利用させることは別です。編集データの納品でも、素材を取り出せる形にする場合は契約範囲を確認してください。

契約中に制作・公開した作品の継続利用と、解約後に保存済みの音源で新作を作ることも別です。解約後の新規制作や新しい媒体への展開を、無条件で許可されるものとして扱わないでください。詳しくはArtlistの商用利用・解約後・Content IDの扱いで整理しています。

筆者
ホイポイマン
EDITOR'S NOTE

筆者が有料素材を勧めるのは、「お金を払えば絶対に安心」だからではありません。広告や納品の予定を含めて契約範囲を決め、BGMと効果音の管理先を揃えられることに価値があると考えるからです。

公開前に残しておきたい権利チェック

音素材
動画内のBGM・効果音・現場に流れていた音楽をすべて確認します。
利用範囲
利用主体、全SNS、有料広告、顧客納品の予定を許諾範囲と照合します。
証拠
素材ID、ダウンロード日、ライセンス、契約名義、領収書を保存します。
必要な表示と登録
必要な帰属表示・Clearlist登録を行います。
事前確認
限定公開等の事前確認で、著作権の制限と音声の状態を確認します。
差し替え準備
差し替え用にBGM・効果音・ナレーションを分けた編集データを保管します。

完成動画のBGM素材Aと効果音素材Bを別の色線で各素材の許諾記録へ結び、動画ごとのフォルダで管理する図。

事前確認で問題が出なかった場合も、将来の申し立てや利用条件の変更が絶対に起きないわけではありません。公開担当者と音源の管理担当者を決め、連絡が来たときに素材証明へたどり着ける状態にしておきましょう。

筆者
ホイポイマン
EDITOR'S NOTE

納品時には動画だけでなく、音源の使用範囲を短いメモで渡すと運用しやすくなります。「広告利用は対象」「音源単体の再利用は不可」など、顧客が次の使い方を判断できる情報を残すのがおすすめです。

企業のショート動画BGMでよくある質問

短いという理由だけで許諾が不要になるとは判断できません。使う曲・録音・用途について必要な権利を確認します。
素材として追加していなくても、公開動画に音楽が含まれます。意図的なBGM利用とは事情が異なる場合もあるため、一律に合法・違法と決めず、編集で除くか、必要に応じて権利や法的な扱いを確認してください。
試用の透かし付き素材は個人のプレビュー用で、本番公開には使えません。無料試用と本番利用の違いを確認し、企業用途をカバーする契約を選びます。

試用できる範囲は、無料試用と本番利用の違いで確認できます。

まとめ:投稿先が増える前に音の権利を揃える

YouTubeだけで始めるなら、無料のオーディオライブラリが候補です。複数SNS、広告、顧客案件へ展開するなら、BGMと効果音の両方について全用途の許諾を揃え、編集段階で組み込む方法が向いています。

継続制作では、音楽と効果音を探す場所とライセンス管理をまとめられるArtlistも検討してください。企業の規模や制作体制に合う契約を選び、証明書・公開日・Clearlistを管理するところまでを制作工程に含めましょう。

動画制作に合う音源プランを選ぶ 企業・広告・顧客案件の適用範囲と、BGM/効果音の対象カタログを確認してください。
ホイポイマン
Hoipoi編集部
音楽制作・動画マーケティング編集部
監修者情報

楽曲制作・マスタリング・音楽サブスクを編集部にて実機検証。クリエイター向けの実践的な情報を2020年から発信中

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