YouTubeのサムネイル作成ポイントのまとめ

「動画を何本か出したけど、思うように伸びない」

「動画は面白いのに、どうして視聴者が増えないんだろう?」

「クリックされるサムネイルって何かポイントがあるの?」

サムネイルが大事だとよく耳にするけど、どのように作成したらよいか分からない人もいるでしょう。

YouTubeの効果的なサムネイルのの作り方と、その効果についてまとめました。

サムネイルが似ていると、収益化無効になる可能性

これは実際にあります。

私が運営しているチャンネルも、これが理由で一時的に収益化無効になりました。

停止理由は「再利用されたコンテンツ」です。

サムネイルのだめな作り方
  1. 同じ文字の配置や大きさ
  2. 画像の使い回し

動画そのものが、自分で作ったオリジナルコンテンツでも

一度作ったサムネイルのベースを使い回し、文言や色だけを変えるというやり方だと

「再利用されたコンテンツ」という理由で、一時的に収益化が無効になります。

再申請するまでに30日間も待たなければならないので、かなりもったいないです。

ですので必ずサムネイルも、毎回全く新しいものを作る必要があります。

YouTubeのサムネイル作成が重要な3つの理由

YouTubeアカウントの動画を作ると、動画の内容を考えたり編集だけで手一杯になり、サムネイルまで手が回らないこともあるかもしれません。

しかし人気YouTuber達は、サムネイルを再生数を上げる鍵だと考えています。

重要な理由
  1. クリック率が高まり、再生回数が増える
  2. 視聴者が一番最初にみるコンテンツ
  3. 関連動画で目立たたせる為

① クリック率が高まり、再生回数が増える

サムネイルは再生数を上げるために不可欠な要素です。

クリック率は、読者がサムネイルを見て何回クリックしたかで決まります。

クリック率が高い動画は、チャンネル登録されていない視聴者にも見てもらえるチャンスが増えます。

登録者数が少ないYouTuberにとっては、サムネイルは生命線です。

サムネイルに力を入れることは、クリック率と再生数に不可欠といえます。

② 視聴者が一番最初にみるコンテンツ

スマートフォンでもパソコンでもサムネイルは、一番はじめに見られるコンテンツです。

YouTubeチャンネルの看板といっても過言ではありません。

サムネイルを見た視聴者がその場でクリックしないと、2度と動画を見てもらえることはありません。

一番はじめるに見るコンテンツだからこそ、動画編集以上に力を入れましょう。

動画の質も大事ですが、まずはクリックしてもらえないと、チャンネルの評価も上がりません。

③関連動画で目立たたせる為

関連動画にチャンネル登録していない動画が表示されることがあります。

YouTubeの再生数を上げるためには、関連動画からクリックしてもらうことも重要です。

関連動画で表示されるためには、他の動画に負けないサムネイルにする必要があります。

動画をクリックするかどうかは、サムネイルとタイトルで判断するしかないからです。

関連動画の中で他のサムネイルよりも目立たせることで、再生数を上げることができます。

YouTubeサムネイルの効果的な作り方【5つのポイント】

サムネイルを作るには、いくつかポイントがあります。

ここでは、以下の5つのポイントを紹介します。

  1. はみ出るくらいのインパクトのあるデザイン
  2. 文字数は15文字程度で作成し、数字を入れる
  3. 喜怒哀楽のある人の顔を入れる
  4. キーワードに関係ある画像を入れる
  5. タイトルでネタばれさせない

① はみ出るくらいのインパクトのあるデザイン

サムネイルを作る際は、はみ出るくらいインパクトのあるデザインにしましょう。

インパクトのないデザインだと、他の動画に埋もれてしまうからです。

スマートフォンやタブレットでYouTubeを見る人もいて、動画を探すときは指でスクロールします。

インパクトのないデザインだとスクロールしたときに素通りされてしまうでしょう。

1度素通りされてしまうと、2度と見られることはありません。

視聴者の興味が引けるように、はみ出るくらいのインパクトのあるデザインにしましょう。

② 文字数は15文字程度で作成し、数字を入れる

サムネイル内には文字を入れることもできますが、15文字以上になると読みづらくなってしまいます。

文字が増えると画像が隠れてしまい、動画の内容を直感的に理解しづらくなってしまうからです。

文字は大きく見せるほど効果があるため、多くても15文字、減らせるならより少ない方が動画をパッと見て理解してもらえます。

サムネイルには数字を入れると、視聴者に動画の内容をイメージしてもらいやすくなり効果的です。

こちらのサムネイル例を見てください。

・サムネイルの作り方
・サムネイルの作り方【5つのポイント】

数字を入れているタイトルの方が、より動画をイメージしやすくなり、クリックしたくなります。

サムネイルに入れる文字数は、15文字程度にして数字を入れるとよいでしょう。

③ 喜怒哀楽のある人の顔を入れる

サムネイルの画像は、喜怒哀楽が分かる人の顔を入れましょう。

アメリカで50年以上も広告で大成功をおさめたジョン・ケープルズは、「人の顔の重要性」を以下のように書いています。

「コピーが長くてビジュアルのスペースが少ししかない場合、そこに入るもので何よりも目を引くのは、人の顔だ」
(引用元:ジョン・ケープルズ「ザ・コピーライティング 心の琴線にふれる言葉の法則」)

人の顔が注目を集めやすいことを書いています。

さらにサムネイル画像を人の顔にするなら、喜怒哀楽のある画像にしましょう。

喜怒哀楽がある顔を入れると、内容をイメージしやすくなり、クリックされる可能性が上がります。

④ キーワードに関係ある画像を入れる

動画がクリックしてもらえるかは、サムネイルの画像で決まります。

佐藤良助氏によると、サムネイルの画像の重要性について以下のように報告しています。

「視聴者が視聴する動画を決定する際に、文章や単語よりもサムネ内の画像が優先される。」
引用元:佐藤・田村(2019)「YouTuberの動画における視聴者に選択されるサムネイル画像とタイトルの研究」pp.144

サムネイルの画像は、再生数に密接な関係があるといえます。

さらに、画像はキーワードに関係のあるものを入れましょう。

視聴者が内容をイメージしやすくなり、クリック率が増えます。

サムネイルには、キーワードをイメージしやすい画像を入れるとよいです。

⑤ タイトルでネタばれさせない

サムネイルやタイトルでのネタバレは避けましょう。

ネタバレしてしまうと、視聴者の興味を失いクリック率の低下にもつながります。

視聴者は動画をみる前に、内容を予測し期待をしています。

サムネやタイトルで内容が分かってしまうと、予想をする楽しみがなくなり、動画から離脱されてしまいます。

サムネイルとタイトルは、あくまで動画への興味づけをする役割です。

サムネイルやタイトルを作るときは、内容が完全に分かってしまう文言は避けましょう。

サムネイルを作るときの3つの注意点

効果的なサムネイルを作成しても、これから紹介することを知らないと動画をクリックしてもらえないことがあります。

ここでは、サムネイルを作るときの3つの注意点を紹介します。

  1. 動画のタイトルを同じ文言にしない
  2. 見づらいフォントは使わない
  3. 文字のフォントやカラーは統一させる

① 動画のタイトルと同じ文言にしない

タイトルとサムネイルの言葉は必ず変えましょう。

2つを同じ表現にしてしまうと、アピール力が弱まってしまうからです。

視聴者はまずサムネイルを確認し、気になった動画のタイトルを見ます。

サムネイルは読者のスクロールを1度とめる力があり、タイトルは内容を簡潔に伝える役割があります。

サムネイルとまったく同じ言葉をタイトルに入れてしまうと、動画の内容が伝わりづらくなり、クリックされません。

サムネイルとタイトルの役割をしっかりと理解して、別々の文言を入れるようにしましょう。

② 視認しやすいフォントを使う

サムネイルの文言には、見づらいフォントを使わないようにしましょう。

フォントは大きく分かりやすいものを使うことで、視聴者がクリックしたくなります。

視聴者がYouTubeの動画を探すときは、サムネイルを1秒以上見ることはありません。

特にスマートフォンでYouTubeを見る場合は、指でスクロールをしながら直感的に動画を選びます。

見づらいフォントですと、文言が魅力的でも動画をクリックしてもらえません。

サムネイルのフォントは太字で大きく見えるフォントを使うようにしましょう。

③ 文字のフォントやカラーは統一させる

サムネイルで使用する文字のフォントやカラーは統一させましょう。

統一感のあるサムネイルは、チャンネルの信頼につながるからです。

サムネイルは、新規やリピーターに限らず最初に見るコンテンツです。

サムネイルの文字のフォントやカラーに統一感を出すことで、アカウントのイメージを持ってもらいやすくなります。

人間の心理には、ザイオンス効果と呼ばれるものがあります。

ザイオンス効果とは、同じものをなんども見たり触れたりすると、興味がなくてもよい印象を持ってもらいやすくなるというものです。

サムネイルの文字のフォントやカラーを統一させることでザイオンス効果を引き起こすことができます。

サムネイル作成後にやるべき3つのこと

効果的なサムネイルを作成しても、実際にクリックされるかどうかは公開してみないと分かりません。

再生数を増やすためには、サムネイル作成後がとても重要です。

ここでは、サムネイル作成後にやるべきことを解説します。

紹介する内容は、この3つです。

  1. スマホでの表示を確認する
  2. インプレッション数とクリック率を確認する
  3. 視聴時間数を確認する

① スマホでの表示を確認する

サムネイルを公開したら、必ずスマートフォンでの表示を確認しましょう。

2018年のGoogleの調査によると、YouTubeの視聴者の70%以上がスマートフォンやタブレットなどのモバイル端末でした。

つまり、スマートフォンでの見やすさを意識すると、再生数アップにつながります。

サムネイルをスマートフォンで見るときは、文字の大きさとサムネイルの明るさを確認しましょう。

パソコンとスマートフォンでは、サムネイルが表示されたときの文字や明るさの印象が異なります。

必ずサムネイルを公開したら、スマートフォンで確認しましょう。

② インプレッション数とクリック率を確認する

サムネイルを作成したら、インプレッション数とクリック率を確認しましょう。

インプレッション数とクリック率は、YouTubeアカウント内のアナリティクスで確認できます。

クリック率は公式として発表している目標値はなく、投稿した動画との比較で改善するのが良いです。

クリック率が下がっている場合は、サムネイルが読者さんの興味を引くものでないと分かります。

再生数をあげるための課題が明確になりますので、インプレッション数とクリック率は必ず確認しましょう。

③ 視聴時間数を確認する

サムネイルを変更したら、視聴再生時間も確認しましょう。

再生数が伸びない原因がが分かり対策を立てられるからです。

サムネイルの表示回数とクリック率が改善したけど、再生時間が少ないことがあります。

原因は、視聴者がサムネイルから想像したものと動画の内容がかけ離れているからです。

このような場合は、視聴者の悩みや願望をリサーチしなおし動画の構成自体を変えなければなりません。

サムネイル変更後は、再生化数を上げるためにも、視聴再生時間を確認しておきましょう。

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