近年、スマホカメラは本格的なカメラに迫るほどの進化を遂げています。
一眼レフカメラのように本格的な撮影をするには、まだ少し物足りない印象があるのが正直なところです。
スマホレンズを使えば、普段取れないような写真や動画を撮影することが出来ます。
しかも・・3,000円~6,000円程度で
スマホレンズの選び方のポイント
スマホレンズを選ぶときは、自分がどんな写真や映像を撮りたいか、その被写体にはどのレンズの効果が合うのかなど、考えておくべきポイントがいくつかあります。
そのポイントを紹介するので、スマホレンズ選びで失敗しないためにも、ぜひ参考にしてください。
撮りたい写真や映像に合わせてレンズの種類を選ぶ
スマホレンズの種類によって撮影効果が違います。
- 遠くにある被写体を高画質で撮影したいのであれば「望遠レンズ」
- 目の前一杯に広がる景色を一枚の写真に収めたいのであれば「広角レンズ」
- 花や虫などの小さな被写体を奇麗に撮りたいのであれば「マクロレンズ」
- 普通の写真とは違った個性のある写真が撮りたいのであれば「魚眼レンズ」
被写体や目的ごとに合うレンズと合わないレンズがあるので、対応したレンズで撮影を行わないと、納得のできるものは撮ることはできません。
自分が撮りたい写真や映像の性質をしっかりと理解してスマホレンズを選びましょう。
自分のスマホにしっかりと固定できるかをチェック
スマホレンズの装着方法には、主にクリップタイプと装着タイプの2種類があります。
どちらも簡単に装着できるものではありますが、対応機種ではないなどの理由で、しっかりと固定できない場合があるので注意しましょう。
クリップタイプのメリットとデメリット
クリップタイプのメリットは多き分けて2つあります。
- 価格が安い
- 手軽さ
まず、価格が安いです。3,000円~6,000円程度で購入できます。
スマホに挟むだけで良いので手軽で持ち運びもかさばりません。
装着もワンタッチでストレスになりません。
唯一デメリットを上げるとしたら、クリップ部分の見た目があまりよくないことです。
洗濯ばさみをスマホに挟んでいるかのような見た目になってしまいます。
装着タイプのメリットとデメリット
専用のスマホケースをつけて、それにネジのように回して装着するだけなので、こちらも手間がかかりません。
デメリットは、専用のスマホゲージにしか取付が出来ない点です。
スマホレンズの種類と撮影効果
まずは、スマホレンズの種類とそれぞれの効果について紹介します。今回紹介するスマホレンズは、以下の5つです。
- アナモルフィックレンズ
- 望遠レンズ
- 広角レンズ
- マクロレンズ
- 魚眼レンズ
【アナモルフィックレンズ】映画のようなクオリティで撮影
映画で使われるような横長の映像を撮ろうとして、アプリを使用すると、どうしても上下がトリミングされてしまいます。
これだとせっかく撮りたいと思った景色も、全体を映すことができずに、いまいちな映像や写真になってしまうでしょう。
このアナモルフィックレンズを使うと、2.4:1のシネマスコープ撮影と呼ばれる、スマホカメラで撮る物とはまた違った横長の撮影が可能になります。このレンズで撮影をすると、映像が横方向に圧縮されるので、トリミングされることがありません。
映画のように撮りたいと思った景色などを、余すことなく写真や映像に収めることができるのです。
光の反射によって起こるフレアや、絶妙なボケ味を出すこともできます。
映画のような撮影をしたい人はぜひ使ってみてください。
アナモルフィックレンズは、あなたの撮影する写真や映像のクオリティを一段階引き上げてくれるでしょう。
iPhone用Mマウント付なので専用ゲージを買わなくても使用できます。
レンズの種類 | アナモルフィックレンズ |
幅 | |
奥行 | |
高さ | |
重量 |
【望遠レンズ】遠くの被写体をしっかり切り取る
遠くに写真に収めたい被写体があるのに、スマホのズームでは届かない。
届いてもぼやけてしまって、なかなか納得のいく写真を撮ることができない。そんな悩みは、望遠レンズを使うことで解決します。
望遠レンズは、スマホのズームで撮影すると被写体がぼやけてしまうような長距離の撮影でも、被写体を大きく高画質で撮ることができます。
そもそもスマホは、中距離の撮影に向いているもので、長距離の撮影にはあまり向いていません。
スマホを長距離の撮影に対応させることのできる望遠レンズですが、実は他にも効果があります。
それが、遠くのものが近くにあるものと重なるように密集することで、景色が圧縮されたように見える「圧縮効果」です。
圧縮効果より、山などの、被写体よりも遠くにある物体が手前に引き寄せられて大きく映り、まるで被写体のすぐ後ろに山があるかのような、ダイナミックな写真を撮ることができます。
三脚がついているのでお得感があります。
レンズの種類 | 望遠 |
三脚付き | ◯ |
幅 | |
奥行 | |
高さ | |
重量 |
【広角レンズ】さらにダイナミックで広範囲な撮影が可能
目の前にある大きな建築物を撮影したい、視界一杯に広がる景色を全て一枚の写真に収めたい。
そんなときに「広角レンズ」を使うと、満足のできる写真を撮ることができるでしょう。
広角レンズは、近くにある物を大きく見せて、遠くにある物を小さく見せる「パースペクティブ効果」という効果を再現することができます。
パースペクティブ効果を利用して撮影すると、スマホでは収まりきらない大きな建築物でも、一枚の写真に収めることができます。
景色や建築物の撮影以外にも、料理など至近距離の撮影でも活躍することができます。
【マクロレンズ】顕微鏡のように被写体を接写できる
虫や花をスマホで撮影しようと思っても、被写体が小さすぎるので、ピントを合わせることがなかなかできません。
そんなときに「マクロレンズ」を使うと、どんなに被写体に近づいても、簡単にピントを合わせることができるようになります。
小さな被写体の細部まで映すことができるので、想像以上にいい写真を撮ることができるでしょう。
また、被写体との距離が近づくことによって背景をぼかすことができるので、小さな被写体をより目立たせることができます。
【魚眼レンズ】不思議な写真が撮れる
広角レンズの一種で、広角レンズの効果がより大きく出るのが、この「魚眼レンズ」です。
大きく歪んだ、特徴的な写真を撮ることができ、中心部分から外れるほど歪んでいく性質を持っています。
この性質を利用して、中心に被写体を配置して撮影することで、周りの景色だけが歪んだ個性あふれる写真を撮ることができるでしょう。
スマホレンズおすすめ比較ランキング
Ronims スマホ用カメラレンズ
- 140度広角レンズ
- 25倍マクロレンズ
- 205度魚眼レンズ
- CPLフィルタ
- ND32フィルタ
- 星形フィルタ
レンズの種類 | 広角、マクロ、標準 |
幅 | 122mm |
奥行 | 92mm |
高さ | 44mm |
重量 | 140g |
Ronims スマホ用望遠レンズ スマホ用カメラレンズ 望遠鏡 20-40倍
三脚がついているのでお得感があります。
レンズの種類 | 望遠 |
三脚付き | ◯ |
幅 | |
奥行 | |
高さ | |
重量 |
SmallRig 1.55XT アナモルフィックレンズ 汎用映画レンズ
iPhone用Mマウント付なので専用ゲージを買わなくても使用できます。
レンズの種類 | アナモルフィックレンズ |
幅 | |
奥行 | |
高さ | |
重量 |
スマホ用カメラレンズ
レンズの種類 | 望遠、自撮り、マクロ、魚眼、広角 |
幅 | |
奥行 | |
高さ | |
重量 |
スマホレンズと購入がおすすめのアクセサリー
ここからは、スマホレンズを合わせて購入すると撮影をより良いものにしてくれるアクセサリーを5つ紹介します。
- 三脚
- NDフィルター
- ケージ
- グリップ
- ライト
これらのアクセサリーがあることで、写真や映像のクオリティを上げることができたり、もっと楽に撮影できたりするので、ぜひ参考にしてください。きっとあなたが求めているアクセサリーやそのヒントになるものがあるはずです。
【2023年最新】スマホ用ジンバルおすすめ比較ランキング 2023年最新|スマホ用三脚おすすめ比較ランキング【三脚】ブレずにしっかりと撮影
三脚は、スマホを持たずに撮影ができる優れものです。地面に置いて、しっかりと固定した状態で撮影をすることができるので、手ブレの影響が一切ありません。
1つくらいは持っておいて損はないでしょう。
しかし、どの三脚を購入しても一緒だと思っていると、痛い目を見ることになります。
自分の使っているスマホのサイズをしっかり確認して、それに対応した三脚を購入しないと、うまく固定ができないこともあるので注意しましょう。
また、Bluetoothのバージョンにも注意が必要です。
Bluetoothのバージョンが合っていないと、付属のリモコンで離れたところからでもシャッターを押すことができるという機能を使えなくなってしまいます。
【NDフィルター】光の量を調節してプロ並みのクオリティ
NDフィルターは、あまり聞きなじみのないものですが、光の量を調節してくれるので、白飛びを防止できるという優れものです。
通常の撮影よりもシャッタの開いている状態が長い「長時間露光撮影」も、NDフィルターによってより幻想的なものになります。
滝や噴水などの水の撮影にも適しており、滝の迫力、水の流れの滑らかさを写真や映像に収めることができるのです。
これにより、自分の感じた自然をそのまま、あるいはそれ以上に表現することができます。
【ケージ】様々なアクセサリーを装着
被写体をより美しく、理想的に撮影するためには、様々なアクセサリーが必要です。後に出てくる「グリップ」、被写体を明るく映すための「ライト」、自分の声を動画の中に入れたいのであれば「マイク」も必要です。
しかし、これらを全部持って撮影をするなんてことは、あまり現実的ではありません。
文字通り手が足りないでしょう。
そんな問題を解決してくれるのが、「ケージ」と呼ばれるアクセサリーです。
ケージは、スマホに三脚と同じ要領で装着し、コールドシューマウントという部分に自分の使いたいアクセサリーをいくつも装着することができます。
つまり、様々なアクセサリーを、これ一つにまとめて装着することができるのです。
【グリップ】動画撮影にピッタリ
グリップを装着すると、両手でしっかり持って撮影することができるので、手ブレが少なくて済みます。
また、持ちやすくなることによって、スマホの落下防止にもなるでしょう。
グリップについているボタンを押すことで、グリップを持ったまま撮影が開始されるので、ベストなポジションやタイミングでの撮影が可能になります。
【ライト】クオリティを上げるなら照明が必須
被写体を明るく見せ、印象を良くすることができるので、自撮りなど人を被写体としたときに重宝されるのが「レンズ」です。
大物YouTuberで撮影時にライトを使用していない人は、ほとんどいません。
なぜなら、ライトをつけるかつけないかでその人のビジュアルは大きく左右されるからです。
自撮りや人物を被写体とした撮影が多い人にとっては、スマホレンズよりも重要なケースもあるでしょう。
ライトはそれだけ重要な役割を果たしてくれます。
2023年最新|スマホ用レンズフィルターおすすめ比較ランキング