楽曲制作の種類と行程は?どうやって曲が出来るの?

楽曲制作とは

楽曲制作

楽曲制作とは、作詞・作曲・編曲などの曲作りやレコーディング・ミキシング・マスタリングなどを含む、曲ができあがるまでの一連の工程です。

状況によって曲作りだけのことを指したり、作曲からCDプレスまでを指すなど、シチュエーションによって楽曲制作の定義が異なります。

また楽曲制作の種類や曲調によって必要・不要な工程が変わるので、制作会社に楽曲制作を依頼する場合は、何が必要かを事前に確認しておきましょう。

楽曲制作会社によって、曲作りのみやレコーティングからマスタリングのみなど一部を行なうところもあれば、曲作りから作品として納品するまで全てを手掛ける会社もあります。

楽曲制作の種類

楽曲は使用用途によって、価格や制作時間が大きく変わります。

BGM制作

ゲームやアニメ・映画などに使用されるBGMは、背景音楽として使用されるので、併せて使用する映像・コンセプトなどに合うように制作されます。

BGMを専門に扱う音楽制作会社も多く、大手制作会社からコスト重視の制作会社・フリーランスの個人クリエイターなど幅広いです。

また打ち込み音源だけで制作されることも多く、ソフトウェア上で完成させることもできるので、レコーディングなどの大掛かりな工程を省くことができます。

しかし声や生楽器を入れる場合はレコーディングが必要なので、制作会社に依頼する場合は別途料金が発生することが多いです。

CMソング制作

CMに使用されるCMソングは、歌詞に企業名・商品名が入ったCM専用のオリジナル楽曲から、商品やCMを連想させるイメージソング・タイアップソングがあります。

CMソングの制作は、絵コンテ・広告代理店の意向・商品のイメージなどを元に制作されることが多いです。

また、クラシック曲など100年以上前の著作権がない既存の曲に歌詞をつけるという、作曲コストを抑えた制作方法もあります。

注意
 依頼するCM音楽制作会社で雇用されている作家以外に作詞・作曲を依頼する場合は、事前に著作権者が誰になるのかを確認する必要があります。

楽曲制作

アーティストが歌う楽曲は、メンバーが制作する場合もあれば、楽曲提供や楽曲制作会社に依頼することも可能です。

楽曲制作会社に依頼する場合は、用途や希望するイメージに合わせて制作したり、鼻歌などから制作してくれる会社もあります。

また制作会社によっては曲作りだけでなく、ミックス・マスタリングはもちろん、プロの演奏家による生楽器レコーディングをしてもらうことが可能です。

ほとんどの場合楽曲制作後の著作権は譲渡してもえるので、その楽曲を自由に使用することができます。

注意
楽曲制作会社の名前をクレジット表記する必要があるかなどについては、事前に確認しておきましょう。

楽曲制作の工程と手順

DTM

楽曲制作の一連の流れは下記の通りです。

STEP.1
作詞・作曲

初めにテーマなどを決めて、構成やコード進行などを決める作曲と、テーマに合った作詞を行ないます。

STEP.2
編曲

曲に入れる楽器や具体的なフレーズを決める作業です。

STEP.3
プリプロ

バンドでフレーズ確認や音作りのイメージをするため、レコーディング前に簡易的なレコーディングをする作業です。

STEP.4
レコーディング

ドラムやベース・ギター・ボーカルなどを、さまざまな機材を使用して収録します。

STEP.5
ミキシング

レコーディング後の各トラックを、音質・定位・音量の調整やリズム・ピッチ修正などを行ない、編集する作業です。

STEP.6
マスタリング

ミキシング後の1つのステレオトラックを編集し、全体の音圧・音質を調整します。

STEP.7
プレス業者に納品

CD化するのであれば、プレス業者に納品して完了です。

が一般的ですが、生楽器or打ち込み楽器などの違いで必要・不要な工程があります。

曲作り

楽曲制作において、まず必要なことが作曲・作詞・編曲などを含めた曲作りです。

自分である程度作曲できる方であれば、楽曲制作会社に自作の曲から広げる形で曲作りを依頼することができます。

基本的にはDTMで打ち込んだ簡易的なデモ音源や、ギター・鍵盤楽器と歌の弾き語りなどでも大丈夫です。

また作曲などの知識がない方でも、制作会社によっては鼻歌や大まかなイメージを伝えることで曲を作ってもらうことができます。

作曲

作曲の定義は人によってどこまでを指すか異なりますが、一般的にはメロディ・コード・リズムを作ることです。

何から作るかは人それぞれで、メロディにコードをつけることもあれば、コードにメロディをつけることもあります。

しかし曲にはキー(調性)というものがあり、曲によって違和感なく使用できる音階がある程度決まっているので、メロディから作る場合は注意が必要です。

あまりにもキーから外れた音階が多いと不自然に転調することになり、違和感のある曲になってしまいます。

そういった理由から、音楽制作会社に鼻歌から曲を作ってもらう場合は、曲として成立させるために完全に鼻歌と同じメロディにはならないことも多いです。

MEMO
キーとは、ハ長調(key=C)のように記され、音楽における決め事の1つです。

曲によってキーが異なり、キーによって違和感なく使用できるコード・音階が決まります。

MEMO
転調とは、曲中でキーが変わることです。

曲の持つ雰囲気が変わるので、効果的に使うとメリハリがつきます。

作詞

歌が入る楽曲の場合は、作詞が必要です。

人によってはまず作詞から初めて、詞に合わせて作曲する場合もあります。

なお楽曲制作会社に自作した詞をもとに曲をつけてもらう場合は、文字数の問題から曲をつけることができず、手直しが入る場合があるので注意が必要です。

CMソング制作の場合は、詞に商品名などを織り込むこともあります。

当然歌がないBGMやインストの場合、この工程は不要です。

編曲

編曲はアレンジとも言い、曲に入る具体的な楽器のフレーズやコーラスなどを決める作業です。

楽曲の完成度を高めるための、非常に重要な工程と言えます。

打ち込みや複数の楽器を演奏できない方は、音楽制作会社に編曲から依頼する場合が多いです。

収録・編集作業

曲作りが完了すると、次は楽曲を販売・公開するための音源化が必要です。

音源化には、歌や楽器を高音質に録音するレコーディングや、音質・補正・音圧の調整を行なうミキシング・マスタリングを行ないます。

高音質なサウンドに仕上げることで、楽曲の持つクオリティを格段に向上させることが可能です。

曲作りを全てメンバーで行なうバンドなどであれば、この工程から制作会社・スタジオに依頼することが多いです。

MEMO
同じエンジニアがレコーディング・ミキシング・マスタリングを手掛けることも多いです。

レコーディング

レコーディングとは、DAW・マイク・ミキサーやその他さまざまなオーディオ機器を用いて録音することです。

生ドラムや歌はマイクでのレコーディングが必要ですが、最近ではギターやベースなどはアンプシュミレーターを利用したライン録音の場合があります。

ライン録音はマイクを使用せず、直接オーディオインターフェースに接続して録音するので、非常に高コスパな録音方法です。

レコーディングは生楽器を使用するバンドサウンドの場合は必須ですが、歌なしや打ち込み音源のみの楽曲は基本的に省かれます。

MEMO
DAWとは音楽編集するためのソフトウェアです。
MEMO
オーディオインターフェースとは、楽器の音をPCに送ったりスピーカーへの出力などに必要な機器です。
注意
料金は曲数ではなく時間制を採用しているところが多いです。

ミキシング

ミキシング(ミックス)とは、レコーディング完了後の複数のトラック(楽器)を編集していく作業のことを言います。

作業内容は主に、各楽器の音質・音量・ピッチやリズムの補正・音の定位の調整です。

担当するミキシングエンジニアや使用する機材によって、曲の雰囲気やクオリティが大きく変わります。

楽曲の持つキャラクターを最大限に活かし、心地与よく聴けるようにするため、生楽器・打ち込み音源に関係なく必要な工程です。

またミキシングが完了して1つのステレオトラック(2Mix)にまとめることをミックスダウンと言います。

MEMO
料金はメンバー立ち合いorお任せ・トラック数・時間・作業内容によって変動するスタジオが多いです。

マスタリング

マスタリングとは、ミキシングが完了した2Mixを編集する作業のことを言います。

作業内容は主に、全体の音圧・音質・曲間の調整・CD化に必要なPQコードやDDPファイルの作成です。

プレス業者に納品するまでの最後の工程であり、リスナーに迫力ある高品質なサウンドを届けるための非常に重要な作業と言えます。

マスタリングを専門とするエンジニアがいますが、ミキシングを担当したエンジニアがそのままマスタリングを請け負うことも多いです。

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