動画手元撮影で全くブレない俯瞰撮影のやり方

動画撮影可能、全くブレない俯瞰撮影のやり方

UPDATED
2026.05.06
SOURCE
2026.05.06
SURVEY
撮影手法検証
REVIEWS
編集部レビュー済み

この記事でわかること
  • 全くブレない俯瞰撮影は「Manfrottoアーム+オートポール+ライト固定」の3点セットが最適解
  • 三脚を使わずデスクの上空にカメラを固定することで、机での作業中でも撮影が継続できる
  • アームはManfrotto 244RC+035クランプ、ポールはManfrotto 032Bオートポール2本構成が定番
  • 落下防止のSmallRigリストストラップで、クイックシューが緩んでもカメラを守れる
  • 料理・お絵描き・編み物・ハンドメイド・書道・ゲーム実況など幅広いコンテンツに対応
  • 動画の広告収益を著作権者に持っていかれない(ただ働きにならない)BGM選びが収益化加速の隠れた要点
💡
俯瞰撮影の機材を揃えて手元動画の撮影スキルが上がってくると、自然とYouTubeなどに投稿して収益化したくなります。
そんなときに思わぬ落とし穴になるのが、フリーBGMの著作権問題です。
撮影と編集に何時間もかけて完成させた動画でも、楽曲側に著作権Claim(クレーム)が付くと、その動画の広告収益は丸ごと著作権者に持っていかれます。
せっかく機材を揃え、ブレない俯瞰撮影で撮影した動画なのに、収益は他人のものになる。
いわばただ働き状態です。
最初から安全な音源を使っておけば、この理不尽な事態は避けられます。

🎬 Artlistを2ヶ月無料で試す
年間プラン申込で2ヶ月延長=実質14ヶ月分

「料理動画やハンドメイド動画を撮影したいが、手元のブレが気になって仕上がりに納得できない」
「俯瞰撮影用の三脚を使うとセッティングが面倒で、撮影の意欲が削がれてしまうのではないだろうか」

こうした悩みを抱えたことはないでしょうか。
手元の作業を真上から撮影する「俯瞰撮影」は、料理・お絵描き・書道・編み物・ハンドメイド・ゲーム実況など、幅広いジャンルの動画コンテンツで欠かせない撮影方法です。

筆者は撮影と動画編集に5年以上関わってきましたが、俯瞰撮影で躓くポイントは大きく3つに集約されます。
「カメラの固定方法」「ライティング」「撮影テンポの維持」の3軸です。
ここを押さえるだけで、ブレない高品質な俯瞰映像が撮れるようになります。

本記事では、「Manfrottoアーム+オートポール+ライト固定」の3点セットを中心に、必要な機材・代替方法・撮影テクニックまでを順に整理していきます。
動画運用の発展も視野に入れている方は、ArtlistとEpidemic Soundを9軸で徹底比較した記事もあわせて目を通しておくと、後で楽になるはずです。

結論:全くブレない俯瞰撮影は「アーム+オートポール+ライト」の3点固定

俯瞰撮影で完璧にブレない映像を撮る方法を一言でまとめると、「Manfrottoアーム+オートポール2本+ライト固定」の3点セットに集約されます。
三脚を使わずに天井まで届くオートポールにカメラとライトを固定することで、デスクで作業しながらでも撮影が続けられる究極の撮影環境が手に入ります。

機材カテゴリ 主な役割 定番製品
カメラ固定アーム デスクの上空にカメラを保持 Manfrotto 244RC バリアブルフリクションアーム
アーム固定クランプ アームをポールや天板に取り付け Manfrotto 035 スーパークランプ
オートポール 天井から床まで突っ張り棒で立てる Manfrotto 032B(210〜370cm)
横方向の補強パイプ ポール2本を繋いでライトを固定 アルインコ 丸パイプ φ38mm
ダブルクランプ 2つのポール/パイプを連結 Manfrotto 038 ダブルスーパークランプ
ライト本体 被写体を均一に照らす IVISII LED 2灯セット
ライト固定アーム ライトを上から斜めに配置 9.Solutions ダブルジョイントアーム

俯瞰撮影セットアップを手軽に収納できる工夫

機材を揃えれば、アームやライトを上に固定するだけで全く邪魔にならない撮影環境が完成します。
ここから先は、その機材構成を一つずつ分解して整理していきます。

なぜ全くブレない俯瞰撮影が必要なのか(用途・シーン早見表)

俯瞰撮影が活きるシーンを整理すると、以下の通り幅広いジャンルに及びます。
「ブレない」「セッティングが速い」が必須となる場面が多いため、機材投資の価値は十分にあります。

撮影ジャンル 俯瞰撮影が活きる理由
料理動画 手元の調理工程を真上から見せる定番アングル
お絵描き・イラスト動画 ペンの動きと完成過程を全画面で見せられる
書道・カリグラフィー 筆運びを視聴者が真似できる視点で記録
編み物・ハンドメイド 手の動きと素材の変化を分かりやすく見せる
プラモデル・模型制作 細かい組み立て工程を全体で把握できる
ボードゲーム・カードゲーム実況 盤面全体を見せて視聴者と情報共有
キーボード・タイピング解説 キー操作を上から視覚的に伝える
ASMR動画 手元の細かな動作と音を組み合わせる

特に「机で作業しながら同時に撮影する」シーンでは、ブレない安定性が動画クオリティに直結します。
三脚を使った俯瞰撮影では、机に振動が伝わるたびにカメラがブレるが、天井から床までのオートポール固定なら机の振動を完全に遮断できます。

これは料理・ハンドメイド・絵画など、手で作業しながら撮影するあらゆるコンテンツで決定的な差を生む要素となります。

全くブレない俯瞰撮影セットアップの5つのメリット

整理すると、「アーム+オートポール+ライト固定」のセットアップには、以下の5つの大きなメリットがあります。
三脚式の俯瞰撮影と比べて、撮影体験が根本から変わるレベルの違いとなります。

✨ メリット
  • 全くブレない(机で作業をしながら動画撮影も可能)
  • 面倒だったセッティングが不要・5秒で撮影開始できる
  • 三脚を使わないので部屋が広々と使える
  • 完全な真上(垂直撮影)が安定して撮れる
  • 安定性抜群でカメラ落下の心配がない
⚠️ デメリット
  • 初期投資がやや高め(合計4〜6万円程度)
  • オートポールの設置に天井の強度が必要
  • 引っ越し時にセットアップを組み直す必要がある

特に「5秒で撮影開始」のメリットは大きいといえます。
三脚式だと毎回三脚を組み立て・水平を取る・カメラを固定する・ライトをセットする…といった作業に5〜10分かかるため、「ちょっと撮りたい」が億劫になり撮影頻度が落ちるのが現実です。

ポール固定式なら、機材は常設のままなのでカメラを取り付けるだけで撮影開始できる。
動画コンテンツは継続が命のため、撮影のハードルを下げる効果はそのまま投稿頻度の向上に繋がります。

カメラを固定するアームに必要な機材

カメラを固定するアームに必要な俯瞰撮影機材

カメラを天井から吊るように固定するには、「アーム本体」と「クランプ」の2つの機材が必要となります。
Manfrotto製品で組むのが定番で、信頼性とコストパフォーマンスのバランスが取れたセットアップになる。

機材 役割 定番製品
バリアブルフリクションアーム カメラの位置・角度を自由に調整 Manfrotto 244RC
スーパークランプ アームをポールや天板に取り付け Manfrotto 035

Manfrotto 244RC バリアブルフリクションアーム

Manfrotto 244RCは、さまざまな場所に柔軟に設置できるアーム。
このアームの良いところは上下左右360度で調整できる点で、間接アーム式でクランプ接続部も自由雲台も可動式となっている。

そのため、狭い場所では折りたたんで設定したり、カメラの位置や向きを変えたりするなど、自由度の高いセッティングが可能となります。
最大耐荷重が3kgなので、多くのミラーレスカメラとレンズの組み合わせで使用できる範囲です。

筆者も実際に使っているが、ノブを締めるだけでガッチリ固定できるため、撮影中にカメラがズレる心配はほぼない。
1本あれば長く使い続けられる質感の高さも魅力です。

Manfrotto 035 スーパークランプ

Manfrotto 035は、アームの根本に接続して任意の場所に取り付けられるクランプ。
オートポールや机の天板などを強く挟み込んで直接取り付けできるため、三脚の置けない狭い場所でも俯瞰撮影が可能になります。

重量0.43kgという扱いやすさながら耐荷重は15kgもあるため、しっかりしたアームにカメラ・レンズを乗せても余裕で支えられる設計です。
多くの俯瞰撮影セットアップで採用されている定番アクセサリーで、業界標準と言える存在です。

⚡ 収益化を守るBGM環境を試す
30,000曲が月1,800円〜

落下防止ストラップで万が一に備える

落下防止のカメラストラップで安心感をプラス

アームにカメラを固定する際、クイックシューでしっかり固定されているかが若干不安になる場面があります。
長時間の撮影では特に、振動や角度調整の際にクイックシューが緩むリスクもゼロではありません。

そこでおすすめなのが、SmallRigのリストストラップを使った落下防止対策。
アームの絞り調整部分にストラップをかけてから、クイックシューを接続する手順で組み立てる。

一眼レフの固定時に使用する落下防止ストラップ

万が一クイックシューがしっかり固定されていなくても、カメラがストラップに引っかかって落下を防いでくれる仕組みになります。
1,000円〜2,000円程度の投資で、数十万円のカメラを守れる保険として、コストパフォーマンスは抜群です。

オートポールに必要な機材(ポール2本構成)

俯瞰撮影のポールに必要な機材一覧

オートポールはツッパリ棒の原理で天井と床に固定する垂直支柱で、三脚の置けない狭い空間でも俯瞰撮影を可能にする機材です。
デスクの両端に2本のポールを立て、横方向に丸パイプを渡す構成が、ライトを含めた完全な撮影環境を作る最適解となります。

機材 役割 定番製品
オートポール 天井から床までのツッパリ棒 Manfrotto 032B(2本必要)
横方向の丸パイプ ポール2本を横に繋ぐ アルインコ φ38mm 長さ2000mm
ダブルスーパークランプ ポールと丸パイプを連結 Manfrotto 038(2個必要)

Manfrotto 032B オートポール(2本構成)

Manfrotto 032Bは全長370cmにもなるオートポール。
オートポールとはいわゆるツッパリ棒のことで、部屋の天井から床にかけて設置することで、任意の場所にポールを設置できる構造になります。

このポールにクランプを挟み込んで使うことで、アームを設定できる仕組みです。
例えば三脚を置くには狭い場所であっても、このポールを使えば俯瞰撮影が可能になります。

ライトを手前と奥に設置するため、オートポールはデスクの対角線上に2本設置するのが基本構成になります。
これにより、ポール間に丸パイプを渡してライトを上から照らす環境が作れます。

💡
オートポールは需要のピーク時には在庫切れになりやすい機材で、補充までに1ヶ月程度かかることもある。撮影予定が決まっているなら、早めに2本まとめて注文しておくのが現実的でしょう。

アルインコ 丸パイプ φ38mm × 2000mm

ポール2本の間に渡す横方向の丸パイプ
アルインコのφ38×2.0mm × 長さ2000mmが定番サイズで、デスクの横幅が175cmの場合は2mがピッタリ収まる長さ感です。

このパイプにライトを固定することで、デスク全体を均一に照らす照明環境が作れます。
汎用品のためホームセンターでも入手可能で、価格も比較的安価な機材です。

Manfrotto 038 ダブルスーパークランプ

ポールの上部に軍手をしないと天井が汚れる注意点

Manfrotto 038は、2本のポール(オートポールと丸パイプ)を直角に連結するためのダブルクランプです。
各オートポールに1個ずつ取り付けるため、合計2個が必要になります。

💡
オートポールを天井に押し付ける際、ポールの上部に軍手を巻かないと天井が汚れてしまうので注意が必要。長時間の押し付けで塗装やクロスに跡が残るケースがあるため、組み立て時に必ず軍手やクッション材を挟むのが基本です。

ライトを固定する機材

ライトを固定する機材一覧

ライトを固定式にすることで、面倒なセッティングがなくなるのが俯瞰撮影セットアップの大きな利点になります。
三脚を使わないため、狭い部屋でも快適な撮影環境を構築できる構成です。

ライトを固定するには、ライト本体固定金具(アーム+クランプ)がそれぞれ必要となります。

IVISII 撮影用ライト 無線制御 LEDビデオ撮影2個セット

IVISII LED 2個セットは、無線制御で2灯を同時にコントロールできる撮影用ライト。
手前と奥の2方向から被写体を照らすことで、影を最小限に抑えた均一なライティングが実現できる。

色温度の調整も可能で、温かみのあるシーンや、クールなガジェット系の撮影など、コンテンツのテイストに合わせた調光ができる。
なお、同等の性能を持つ他のLEDパネルでも代用可能なので、すでにLEDライトを持っている場合は流用できる。

9.Solutions ダブルジョイントアームロング(660mm)

手前(左側)のライトを丸パイプに固定するための9.Solutions ダブルジョイントアーム
長さ660mmのロングタイプで、デスクの横幅が175cmの場合はロング(660mm)がピッタリ収まる構成となります。

ジョイントアームは短い方が耐荷重性能がアップするため、ライトの重さやデスクサイズに応じて長さを選ぶのが現実的です。

9.Solutions パイソンクランプ W/スナップインソケット 9.VP5081B

ダブルジョイントアームを丸パイプに固定するためのパイソンクランプ
スナップインソケット付きで、ライトのスタッド(凸ピン)を差し込むだけでセットできる便利な設計です。

しっかりとした固定力を持ちながら、取り外しもワンタッチでできるため、ライトの位置調整がしやすい構造です。

9.Solutions セイバークランプ with スタッド 9.XS1005A

奥(右側)のライトを丸パイプに固定するためのセイバークランプです。
スタッド付きで、ライト側のソケットに直接差し込んで使う設計になっています。

シンプルな構造で耐久性も高く、ライトを長期間固定する用途に最適な選択肢です。
手前と奥で違うクランプを使うのは、それぞれ取り付け位置と方向に最適化された設計になっているためです。

📷 過去動画の広告を守る音源
契約期間中の動画は解約後もそのまま使用可

簡易的な代替方法(クランプ式アーム1本)

「フルセットの構築は予算的に厳しい」「賃貸でオートポールが立てられない」という場合は、簡易的な代替方法もあります。
整理すると、3つのアプローチが現実的です。

代替方法 相場 向いている人
マジックアーム+クランプ式 5,000〜8,000円 スマホ・軽量カメラユーザー
俯瞰撮影専用三脚(センターポール水平化) 2〜5万円 引越しが多い・賃貸住まい
デスククランプ式エレベーターキット 3,000〜5,000円 スマホ撮影中心・予算重視

マジックアーム+スーパークランプ(簡易構成)

最もシンプルな代替案が、マジックアーム1本+スーパークランプ1個で組む簡易セットになります。
Manfrotto 244RC+035の組み合わせをデスクの天板に直接取り付ければ、ポールを使わずに俯瞰撮影が可能になります。

ただしManfrotto 244RCはアームの長さに制限があるため、デスク固定の場合はアームの高さが足りないケースもあります。
NEEWERの55cmマジックアームなど、より長いタイプを選ぶと実用的なサイズで運用できます。

俯瞰撮影専用三脚(センターポール水平化)

SLIK・Velbon・K&F Conceptなどから出ている俯瞰撮影専用三脚もう一つの選択肢です。
センターポールを水平に倒せる仕様で、三脚の上から横方向にカメラを伸ばす構造になっている。

メリットは引越し時の撤収が簡単なこと。
オートポール固定式と違って三脚をたためばすぐに移動できるため、賃貸住まいや撮影場所が変わる人に向いています。

デメリットは三脚の足が部屋を狭くすること、そして三脚自体に振動が伝わるため、机で作業しながらの撮影には向かない点です。

デスククランプ式エレベーターキット

スマホやアクションカメラなど軽量な機材なら、デスククランプ式のエレベーターキットでも対応できます。
Velbon CLAMP KIT IIやULANZIのアーム式リングライトなどが、3,000〜8,000円程度で入手できる選択肢です。

ただしフルサイズミラーレス+大型レンズの組み合わせには耐荷重が足りないため、スマホ撮影や軽量ミラーレス(α6000系・FUJIFILM XシリーズなどAPS-Cクラス)までが現実的な使用範囲です。

俯瞰撮影で押さえたい撮影テクニック

機材が揃ったら、次は撮影テクニック。
整理すると、押さえておきたいのは以下の3点です。
クオリティに直結する重要ポイントです。

水平を取って「パース歪み」を防ぐ

俯瞰撮影は卓上に対して面で撮影する性質上、被写体とカメラの両方を完全に水平に保つ必要がある。
少しでも角度がついてしまうとパース(遠近法による歪み)が発生し、被写体の形が不自然に伸びてしまう。

机の設定時とカメラの設定時の両方で、二軸の水準器を使って水平を取るのが基本テクニック。
スマホアプリの水準器でも代用できるため、コストをかけずに導入できる対策となります。

外部モニターでカメラ画面を手元で確認

俯瞰撮影ではカメラの位置が高くなるため、カメラの背面液晶で映像を確認するのが難しい
そこで活用したいのが外部モニターです。

SONY CLM-V55のような5インチクラスの外部モニターをHDMIケーブルでカメラに接続すれば、手元の操作と画面確認を同時にできる環境が作れます。
本体の首が可動式なので、自由なアングルでモニターを設置できるのも大きな利点です。

影が落ちないライト配置を意識する

俯瞰撮影で最大の落とし穴が、自分の手や腕の影が被写体に落ちること。
これを防ぐには、ライトを「手前と奥」の2点配置にして、両側から光を当てるのが基本です。

片側だけのライトだと必ず影が出るため、2灯セットアップは俯瞰撮影では必須です。
IVISII LED 2個セットのように、最初から2灯セットになっている製品を選ぶと、ライト配置で迷う時間を削減できます。

🎯 著作権Claimなく動画を作る
YouTube公認音源で広告収益を守る

動画の広告収益を「ただ働き」にしないBGM選び

俯瞰撮影の機材を揃えて手元動画の撮影スキルが上がってくると、自然とYouTubeへの投稿で収益化を目指したくなります。
料理動画・ハンドメイド動画・お絵描き動画など、せっかく揃えた機材を活かしてコンテンツを発信したくなるのは自然な流れです。

ただし、ここで見落とされがちなのが「BGMの著作権リスク」になります。
フリーBGMサイトの楽曲を使うと、サイト側がライセンス方針を変更したり、原作者が後から権利を主張したりすると、過去動画にまで遡って著作権Claimが入ることがあります。
Claimが付くと、その動画の広告収益はクリエイターではなく権利者に分配されます。
いわゆる「ただ働き状態」になります。

例えば、何時間もかけて編集した10万再生の料理動画でClaimを受けると、本来5,000〜7万円入るはずの広告収益が他人の懐に入る。
アーム・ポール・ライト・クランプの機材投資で5万円以上をしているのに、収益は1円も手元に残らない。
これが、動画運用で見落とされがちな最大のリスクとなります。

「ただ働き」を防ぐためにArtlistという選択肢

筆者がフリーBGMから有料サブスクへ切り替えた最大の理由は、この「ただ働き状態」を構造的に避けたかったから。
Artlistのような有料サブスクは、月額1,800円〜(年間プラン)で30,000曲以上の楽曲が商用利用OKになる。

項目 フリーBGMサイト Artlist
楽曲数 サイトにより数百〜数千曲 30,000曲以上
商用利用 サイトにより異なる 全プラン対応
著作権Claim対策 事後対応・サイト側のサポートなし YouTubeの著作権検出システムに公式登録済み
契約終了後の動画 サイト次第 契約期間中の公開動画は永続的にカバー
料理・ASMR系BGM 限定的 手元動画に合うジャンルが豊富
月額(年払い時) 無料 1,800円〜

特に重要なのは「契約終了後も動画が守られる」点です。
Artlistの場合、契約期間中に公開した動画は解約後も継続的にライセンスがカバーされます。
これは、長期的に手元動画を投稿し続けるクリエイターにとっては精神的な安心材料となるはずだ。

加えてArtlist料理・ハンドメイド・ASMRなど手元動画に合う穏やかなジャンルが豊富で、楽曲探しの時間も大幅に短縮できる。
フリーサイトでは見つけにくい良質な楽曲が手に入るため、編集効率も上がる。

逆に言えば、無料BGMで節約した数百〜数千円のために、1動画分の広告収益(数千〜数万円)を失うのは合理的ではないでしょう。
Artlistには2ヶ月無料で試せる体験プランもあるため、まずはArtlistの無料体験を解説した記事で実際の使い勝手を確認してみるのが現実的なステップとなります。

個人YouTuber
料理動画チャンネル運営
個人
Artlist Music & SFX Pro・2年

俯瞰撮影で料理動画を投稿し始めて2年目くらいに、過去動画20本にまとめて著作権Claimが入りました。フリーサイトの穏やかな楽曲だったんですが、提供元がライセンス方針を変えたみたいで、過去動画の広告収益が突然ゼロになったんです。月にして4万円ほどでしたけど、半年以上の収益が一気に失われた感覚で、本当にショックでした。それからArtlistに切り替えて、料理動画に合う穏やかな楽曲も豊富で、今は月1,800円の安心料だと思って継続しています。

俯瞰撮影に関するよくある質問

アーム+ポール+ライトのフルセットで合計4〜6万円程度が目安です。内訳はManfrotto 244RC(約8,000円)+035クランプ(約4,000円)+032Bオートポール×2本(約4万円)+丸パイプ(約2,000円)+038ダブルクランプ×2個(約8,000円)+IVISII LED 2灯セット(約1.5万円)+9.Solutions金具一式(約1万円)程度。長期で使い続ける機材なので、コスパは十分に元が取れる範囲です。

基本的には使えますが、天井の素材と強度によります。一般的な石膏ボードや木造の天井なら問題なく設置できますが、コンクリート天井や凹凸のある天井では固定が難しい場合があります。また、ポールを天井に押し付ける際に塗装や壁紙が剥がれるリスクもあるため、必ず軍手やクッション材をポール上部に巻いて設置するのが基本です。

本格的に手元動画を続けるならオートポール固定式、引越しが多い・賃貸住まいなら俯瞰撮影専用三脚が現実的です。オートポール式は「机の振動が伝わらない」「セッティングが速い」という決定的なメリットがあり、料理・ハンドメイドなど作業しながらの撮影で圧倒的に有利です。一方、三脚式は撤収が簡単で、撮影場所が変わる人に向いています。

Manfrotto 244RCの最大耐荷重は3kgまでです。フルサイズミラーレス(SONY α7 IV:約700g)+大三元レンズ(24-70mm GM:約700g)の組み合わせでも合計1.5kg程度なので、十分余裕があります。ただし大型望遠レンズや動画用の重いシネマカメラは対応外なので、その場合はより耐荷重の高いアームを選ぶ必要があります。

手元の俯瞰撮影なら、2灯合計で60〜100W相当のLEDライトがあれば十分です。IVISII 2個セットは45W×2で90W相当の出力があるため、デスク全体を均一に照らすには適切なパワーと言えます。室内が暗い夜間撮影でも問題なく対応できる範囲です。

最大の注意点は著作権です。フリーBGMサイトの楽曲は、提供元がライセンス方針を変更すると、過去に投稿した動画にまで遡って著作権Claimが入るリスクがあります。Claimが入ると広告収益が権利者に分配され、いわゆる「ただ働き状態」になります。継続的に手元動画を運用するなら、ArtlistなどのYouTube公認音源が登録された有料サブスクへの切り替えが現実的です。

ここまで整理してきた話を、もう一度束ねてみる。

まとめ:全くブレない俯瞰撮影で動画クオリティを引き上げる

全くブレない俯瞰撮影の機材構成を一言でまとめると、「Manfrottoアーム+オートポール2本+ライト固定」の3点セットに集約されます。

Manfrotto 244RC+035クランプでカメラを保持。
032Bオートポール2本と丸パイプで天井に支柱を作る。
IVISII LED 2灯と9.Solutions金具で影のないライティングを構築する。

この組み合わせなら、料理・ハンドメイド・お絵描きなどあらゆる手元動画が「全くブレない」状態で撮れるようになるはずです。

ただし、機材を揃えて手元動画の撮影スキルが上がってくると、もう一段別のリスクが浮上します。
フリーBGMの著作権Claimによる「ただ働き状態」は、動画運用を始めて初めて直面する隠れた落とし穴になります。
月1,800円の安心料で、1動画あたりの広告収益(数千〜数万円)を守れるのなら、合理的な選択肢として検討する価値があると思います。

機材を揃え、ライティングを工夫し、編集を重ねていく。
そうやって積み上げてきた手元動画の制作スキルを、最初から動画の広告収益を「ただ働き」にしないで済む環境で活かしていく。
これが、長く続けるための一番の近道なのかもしれません。

なお、ArtlistEpidemic Soundのどちらが自分の制作スタイルに合うか迷う場合は、有料BGMサブスク12社を比較した記事もあわせて読んでおくと、判断が早くなるはずです。

✅ 月1,800円で動画資産を守る
1動画のClaim回避で元が取れる試算
H
この記事の監修
Hoipoi編集部
音楽制作・動画マーケティング編集部

楽曲制作・マスタリング・音楽サブスクを編集部にて実機検証。クリエイター向けの実践的な情報を2020年から発信中。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA